ルーキーQBミルロー用のプレーパッケージ導入を計画しているシーホークス
2025年08月28日(木) 12:00
ルーキーのジェイレン・ミルローはシアトル・シーホークスの3番手クオーターバック(QB)として2025年シーズンを迎えるが、だからといって傍観者にとどまるわけではない。
現地25日(月)、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドは今シーズン中にミルローのための特別なプレーパッケージを用意し、デュアルスレットQBをフィールドに送り出す方針を明らかにした。
「ゲームプランにはジェイレンのためのプレーを組み込むつもりだ」と、マクドナルドHCはチームの公式サイトを通じて語った。
「彼は先発組と一緒にそのプレーを練習することになる。どんなパッケージを組むにせよ、ウオークスルーでも実戦スピードでもレップスが必要になる。それはとても重要だ。どのように進めるか、誰がどれだけレップスをこなすかは、まずサム(ダーノルド)に必要なレップ数を確保し、そこから調整していくことになる」
マクドナルドHCは、ミルローがスカウトチームのクオーターバックを務める可能性について問われた際、上述の発言をしている。その内容からは、ミルローが毎週いくつかのプレーで実戦起用される見通しがあることがうかがえ、これは対戦相手の守備コーチ陣に対策を強いるための戦術とも読み取れる。また、チームがルーキーの持つ多才さを高く評価している証とも言える。
シーホークスのプレシーズン最終戦で、ミルローは最初から最後まで出場した。プレーメイクの能力を垣間見せ、ポケット内での成長も示したが、ルーキーにはまだまだ経験が必要だ。パス精度にはばらつきがあり、何度か抑え込まれる場面もあった。それでも、サードチームのオフェンスラインの後ろで見せたタフさは、今後に期待を持たせる内容だった。
ミルローは、適切に育成されればデュアルスレット型QBとしての才能を発揮できる。もしシーホークスが今後も毎週のゲームプランにルーキーを組み込む方針を継続するなら、それは将来的な成長を促す実戦的な練習機会を与える手段となる。
【R】