トレード要求拒否から開幕戦に向けて気持ちを切り替えるレイダースWRマイヤース
2025年09月04日(木) 10:52
2025年シーズン開幕直前、ラスベガス・レイダースのトップワイドレシーバー(WR)が退団を望んだ。
しかしながら、チームはジャコビ・マイヤースのトレード要求を拒否し、それで終わりとなった。現地3日(水)にこの意外な決断について語る機会を得たマイヤースは、その理由を率直に述べている。
「お願いしたけど、ノーと言われた。それで終わりだ」とマイヤースは笑いながら語った。
「正直に言うと、どちらに転んでもいいように、自分の仕事を続けるだけだ。どうなるかは分からないけど、どんな状況でも準備はできている」
レイダースにきっぱりと拒否されたにもかかわらず、マイヤースはシーズン開幕戦となる日曜日のニューイングランド・ペイトリオッツとの試合を数日後に控え、その姿勢を貫こうとしている様子は見られなかった。むしろ、雇われている以上はレイダースのために不本意ながらプレーしなければならず、それは2025年に再び自分の実力を証明する機会がそこにあるということも意味する。
「これは仕事だ。結局のところ、仲間たちと一緒に仕事ができるのはうれしいけど、どこにいても幸せでいられる」とマイヤースは言う。
レイダースは2024年シーズン途中にデイバント・アダムスをニューヨーク・ジェッツへトレードしたことでレシーバー陣が極端に手薄となり、マイヤースがレイダースのトップWRとなった。マイヤースは87回のキャッチで1,027ヤード、タッチダウン4回を記録してキャリア最高のシーズンを送り、契約延長交渉に向けて可能な限り有利な立場を築いた。
これまでのところ、マイヤースとレイダースの間で新しい契約に関する進展はほとんどない。シーズンが始まる今、マイヤースは強硬姿勢を貫けば将来の収入を自ら減らすことになると理解しており、それならばフィールドに立ち、プレーで自らの価値を高める方が得策だと考えている。
「必要ならいつでも出場できる準備はできているし、必要ならプレーする準備もできている」とマイヤースは語った。
こうした状況は複雑で、進展が遅れることも多い。マイヤースは今が大きな契約を勝ち取る最適なタイミングではないと受け入れ、その代わりに目の前にあるチャンスを前向きに受け止めている。
【R】