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第1週でQBロジャース率いるスティーラーズと対戦するジェッツQBフィールズ、「特別な意味はない」

2025年09月04日(木) 11:15

ニューヨーク・ジェッツのジャスティン・フィールズ【AP Photo/Seth Wenig】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、シーズン第1週で古巣ニューヨーク・ジェッツと対戦することを意に介さなかった。同様に、ジェッツのQBジャスティン・フィールズも、かつて所属していたピッツバーグ・スティーラーズとの対戦を軽く受け流している。

現地2日(火)、フィールズは「自分にとっては特別な意味はない」と『The Associated Press(AP通信)』に語った。

「フットボールをするだけだ。そういった話題や報道は、そっちで勝手にやってくれればいい。ロッカールームでは、純粋にフットボールだけに集中している」

それでもフィールズは、両クオーターバックにとって相手が古巣となる状況がこの試合に興味深い要素を加えていると認めた。

「まあ、確かに話題性は十分あるよな」とフィールズはコメント。

「だからこそNFLはこの対戦を第1週に組んだんだろう。そういう意味ではクールなことだし、日曜日に彼らと戦うのが楽しみだよ」

フィールズは2024年シーズンの第1週から第6週までスティーラーズの先発を務めたが、その後はラッセル・ウィルソンにその座を譲り、残りのシーズンはベンチに回ることとなった。フィールズは先発として、キャリア最高となるパス成功率66.3%、タッチダウン対インターセプト比は5対1、パサーレーティング93.9を記録した。このパサーレーティングは、2003年以降に6試合以上先発したジェッツのクオーターバックとしては歴代2位の数値であり、2017年のジョシュ・マッカウン(94.5)に次ぐ記録となる。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、フィールズは2024年シーズンにわずか6試合の先発ながら、17試合先発したロジャースと比べて1勝少ないだけだった。さらにフィールズは、パス成功率(66.3%対63.0%)、1回あたりの平均パス獲得ヤード(6.9ヤード対6.7ヤード)、1試合平均タッチダウン数(1.7対1.6)、先発時のパサーレーティング(93.9対90.5)において、いずれもロジャースを上回っている。

フィールズ(シカゴ・ベアーズ)とロジャース(グリーンベイ・パッカーズ)は2021年から2022年にかけてともにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区でプレーしており、その間に4度対戦している。直接対決ではロジャースが4勝0敗と全勝している。

ジェッツの新ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンは、チームが2025年にフィールズを先発に据える前にロジャースをどう評価していたのかという質問を軽くいなした。

「それはもう終わったことだ」とグレンHCは返している。

「ここにいない選手や、彼らについて自分がどう見ていたかという質問には答えない。今は、うちの選手たちが何ができるかだけに集中している」

グレンHCは、日曜日の対戦に向けてロジャースの映像をチェックした際の印象を問われたが、その質問にも乗らなかった。

「さっきも言ったように、当時自分がどう見ていたかについて、ここで答えるつもりはない。今となっては関係のないことだ」とグレンHCは応じている。

もっとも、それが日曜日の午後には重要な意味を持つことになる。

【R】