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「恥ずかしいにもほどがある」とレイブンズ戦で大敗を喫したブラウンズDEギャレット

2025年09月16日(火) 12:50

クリーブランド・ブラウンズのマイルズ・ギャレット【AP Photo/Stephanie Scarbrough】

クリーブランド・ブラウンズは現地14日(日)、敵地ボルティモアで行われたレイブンズとのディビジョン対決で、前半までは接戦に持ち込んでいたものの、後半に入って大きく崩れた。

ハーフタイム時点では10対3と僅差の展開だったが、後半にレイブンズが4回のドライブすべてで得点を挙げ、最後の3回のドライブでは立て続けにタッチダウンを決めたことで、最終的には41対17の大差となった。

この試合で1.5回のサックを記録したディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットは、すでにブラウンズの不甲斐なさにうんざりしている様子だ。

「恥ずかしいにもほどがある」とギャレットは『Cleveland.com』に語った。

「ディフェンスとしてもっと良くならなきゃいけないし、チーム全体としても同じだ」

「少しずつ押されていった。最初は3点に抑えられたけど、最終的には堤防が決壊して、相手のやりたい放題になった。60分間、集中して戦い続けないとダメだ」

レイブンズは第1クオーターにフィールドゴールで先制し、その後はパントブロックで得た好位置からタッチダウンを奪った。ブラウンズのディフェンスは、前半の終盤にかけてクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソン率いるオフェンスを3回連続のスリーアンドアウトに封じ込めている。

後半に入るとレイブンズは一気に31得点を加えた。チーム史上、後半での得点としては3番目に多い記録に並び、司令塔にジャクソンを据えた試合としては後半単独での最多得点となる。

ブラウンズのディフェンスは、試合前にランニングバック(RB)デリック・ヘンリーを簡単に抑えられると豪語していたが、それを見事に裏付けた。ヘンリーはキャリー11回で23ヤードしか稼げず、レイブンズの選手になってからは最少記録、キャリー数が10回以上の試合としてはキャリアで4番目に少ない数字となった。

一方で、ブラウンズのオフェンスが早めにボールを進められなかったことや、後半にターンオーバーが重なったことで、レイブンズに主導権を明け渡すことになった。

それでもギャレットは、この敗戦の責任をオフェンスに押しつけるつもりはない。

「最終的に、レイブンズに得点させなければ彼らは勝てなかった」とギャレットは話している。

「どんな状況でも、相手を3点か0点に抑え続けなきゃいけない。ショートフィールドだろうと、レッドゾーンまで攻め込まれようと、守り切るのが俺たちの基準であるべきなんだ」

「もちろん、オフェンスがボールを持つたびに6点、7点と取ってくれたら最高だけど、現実的にはそんな展開は起きない。それはどのチームでも同じだ。だからこそ、俺たちがその分を埋め合わせないといけない。ボールを奪わなきゃいけなかった。でも、それができなかった」

今シーズンの開幕前から、ギャレットとブラウンズは自分たちが守備を中心としたチームであることを理解していた。勝利はロースコアの展開でこそ得られると覚悟していたはずだ。41失点という結果は、2025年のブラウンズにとって勝利の方程式からは程遠い。

【R】