足負傷のカーディナルスRBコナーがシーズン終了に
2025年09月23日(火) 10:54
予想されていた通り、ランニングバック(RB)ジェームズ・コナーの2025年シーズンが終了した。
現地22日(月)、アリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンが日曜日に16対15で敗れたサンフランシスコ・49ers戦でコナーが足を負傷し、シーズン終了を意味する手術が必要になると発表した。
ギャノンHCは5年間にわたってカーディナルスの主力ランナーとして活躍してきたコナーについて「リーダーの1人であり、キャプテンだ。こんなことになって本当に残念だ」と語っている。
「胸が痛むが、彼なら正しく向き合って復帰すると確信している。選手としてだけでなく、人としての存在感も含めてその穴を埋めるには、チーム全体で協力して取り組む必要がある。負傷した他の選手たちと同様に残念な出来事だ。彼がどんな選手でどんな人間かを考えると、代わりを見つけるのは難しいが、そうせざるを得ない。つまり、それが私たちのやるべきことだ」
コナーは負傷により、リーバイス・スタジアムでカートに乗せられて運び出される事態となった。当初は足首のケガと発表されていたが、ギャノンHCは月曜日に実際には足首ではなく足のケガだったと説明。とはいえ、今季の出場可否に関しては同じく残念な結果となっている。
2021年に加入して以来、コナーは毎年チームのラン記録でトップに立ち、直近の2シーズンではいずれも1,000ヤード超えを達成してきた。しかし、今季は日曜日を迎える前に状況が変わっており、キャリア2年目のRBトレイ・ベンソンが最初の2週を終えた時点でチームのラン記録で首位につけていた。ベンソンは3試合でキャリー21回、125ヤードを獲得している。
2024年ドラフト3巡目指名を受けたベンソンはコナーの代わりに先発を務める見込みだ。ベンソンはルーキーシーズンに控え選手としてキャリー63回、291ヤード、タッチダウン1回を記録し、合わせて16試合に出場した経験を持つ。RBエマリ・ディマーカドも一部の役割を担うことが可能だが、ベンソンに比べると第3ダウンでのパスキャッチ要員としての起用が主になる見込みだ。カーディナルスはかつてニューヨーク・ジェッツに所属していたバム・ナイトも擁している。
さらに重要なのは、カーディナルスがコナー不在の中で攻撃のバランスを取る新たな方法を見つける必要があることだ。タフなランナーであるコナーはバックフィールドに立つたびに相手ディフェンスから警戒されていた。カーディナルスはコナーが離脱した49ers戦でランプレーに苦戦し、勝利を決めるために必要なファーストダウンを獲得することができなかった。クオーターバック(QB)カイラー・マレーもダイナミックな脅威ではあるが、1人でラン攻撃を支えることはできない。
要するに、いずれかのランニングバックが、チームがパスに偏りすぎることなく予定通りに戦えるほど十分に貢献できることを証明する必要があるということだ。今後はどの選手が台頭するか、そしてカーディナルスがランニングバックを新たに獲得するかどうかに注目だ。
【RA】



































