バイキングスのベテランQBウェンツには「確実に注目している」とスティーラーズHCトムリン
2025年09月25日(木) 14:04
ミネソタ・バイキングスのオフェンスはクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツが指揮を執ったシーズン第3週に、それまでの2試合よりもスムーズな動きを見せた。それはシーズン第4週の対戦相手であるピッツバーグ・スティーラーズやそのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンにとって驚きではなかったようだ。
現地23日(火)、トムリンHCは「確実に注目している」と述べ、こう続けている。
「彼は経験豊富なベテランだ。特に若くて未熟なクオーターバックがいる場合、ベテランの控え選手とプレーすることには大きな利点がある。ベテラン選手は往々にして、目に見えない部分の仕事を見事にやってのけるものだ。スクリメージラインでは戦術面での責任をより多く担える。だから、少なくとも短期的には、カーソンがミネソタ・バイキングスのためにプレーしていることは彼らにとってネガティブなことではないと思っている」
トムリンHCは、昨季のインディアナポリス・コルツ戦で選手たちに対し、QBジョー・フラッコを出場させないようにするためにQBアンソニー・リチャードソンを“倒さないように”と指示を出していたと明かしている。しかし、リチャードソンはシーズン第4週に行われたその試合の第1クオーターで負傷。代わりに出場したフラッコがコルツを率いてスティーラーズを下した。
トムリンHCが主張しているのは、“少なくとも短期的には”ベテラン選手がオフェンスを安定させられるということであり、ウェンツはバイキングスの一員として先週まさにそれをやってのけた。ケビン・オコンネルHCがハイアンクルスプレインで欠場中のJ.J.マッカーシーではなく、ウェンツを起用し続けた方がよいのではないかという声はすでに上がっている。
スティーラーズはバイキングスのクオーターバックを取り巻く選手たちの実力をよく理解している。ウェンツのプレーはそれに支えられているのだ。
トムリンHCは「彼には間違いなく、豊富なターゲットがそろっている。ジョーダン・アディソンの復帰は重要だと思う」と述べ、次のように続けている。
「確実に(ジャスティン)ジェファーソンは侮れない存在で、五分五分の状況で競り勝てる選手だし、タフでキャッチ後の動きもいい。タイトエンド(TE)のT.J.(ホッケンソン)も厄介な存在だ。つまり、カーソンにはパスを通すのに良い選手がそろっているということだ」
スティーラーズとバイキングスは28日(日)アメリカ東部時間21時30分【日本時間29日(月)10時30分】にダブリンで対戦する予定だ。
【RA】