49ersのDCサラー、ジャガーズHCコーエンとのトラブルでは“私が言葉の選択を間違えた”
2025年10月02日(木) 14:24
サンフランシスコ・49ersの守備コーディネーター(DC)であるロバート・サラーは、先週に敗れたジャクソンビル・ジャガーズ戦に先立って、ジャガーズのヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンに賛辞を送る際に“合法的なサインスティール”という言葉を使わなければよかったと後悔している。
『San Francisco Chronicle(サンフランシスコ・クロニクル)』によれば、サラーDCは9月30日(火)に「日曜日に何があろうと、私がどう感じているかは変わっていない」と語ったという。
「心では、私は本当に賛辞を送ろうとしていた。おそらく、言葉の選択を間違ってしまったんだと思う」
先週、サラーDCはコーエンHCとその攻撃スタッフをはじめとする、ショーン・マクベイのコーチツリーに連なる面々には“合法的で、本当に高度なサインスティールのシステム”があると話していた。日曜日にはコーエンHCがそれに異を唱え、試合後にサラーDCに近づくと、大声で口論している。
木曜日に控えたロサンゼルス・ラムズ戦を前に、サラーDCはサインスティールではなくシンプルに“フィルムスタディー”と言っておけば、こういった状況すべてが避けられたのではないかという思いを語った。
「明らかに、私の言葉の使い方がまずかった。つまり、フィルムスタディーという言葉を使っていれば、このことについて話すことはなかったはずだ。しかし、私はシグナルスティールという言葉を使ってしまった。合法性について頑なになっていたのはそれが理由だ。ただ言葉選びに苦戦していただけで、ショーンについても同じこと。彼らは世界でもトップクラスだし、だからこそ彼らは今の場所にいる」
日曜日にはジャガーズが49ersを26対21で下し、サラーDC率いるユニットは計325ヤードを許した。ラッシングでの151ヤードを含むこの数字は、チームにとって今季最多となっている。
「リアムは素晴らしい仕事をしていると思う。本当に。チームは彼のパーソナリティをよく活かしているし、彼らがあの試合をケガなく終えたことを願っている。今季の残る試合で、彼の成功を祈っているよ。もっといい言葉を選べていればと思うが、私の意図はあのフットボールスタッフへの賛辞で変わらない」とサラーDCは話した。
49ersのカイル・シャナハンHCは、先週金曜日にサラーDCは称賛しようとしていたと述べるにとどまり、フィールド上で起こった諍い(いさかい)については触れようとしなかった。そんなシャナハンHCは、どのNFLコーチならサラーDCにケンカで勝てると思うか聞かれ「私だけだね」とジョーク混じりに答えた後、おそらく最有力候補はライオンズHCでもとタイトエンド(TE)のダン・キャンベルだろうと返している。
「私が賭けるなら、多くの人を押しのけてダンだね。サラーは、普段はいい人すぎるくらい。前は何者かがツボを突いたようだ。今になってみれば、ちょっと滑稽だね」とシャナハンHCはコメントしている。
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