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パンサーズ戦を前にチームメイトと顔を合わせたドルフィンズWRヒル

2025年10月04日(土) 09:25

マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【AP Photo/Marta Lavandier】

現地3日(金)、マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルがチームの本部に顔を出し、膝の大ケガで今季の残り試合を欠場することが決まった4日後に、チームメイトの士気を高めた。

ヒルは月曜夜に出場した試合でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を含む複数の靭帯を損傷。この試合は、未勝利のチーム同士の対決となったが、ドルフィンズが27対21でニューヨーク・ジェッツに勝利している。1勝3敗のドルフィンズは次戦で、同じく1勝3敗のカロライナ・パンサーズと敵地で対戦する予定だ。

31歳のヒルは手術のために入院中であるにもかかわらず明るい様子を見せたことで、ソーシャルメディアで注目を集めた。退院後もその姿勢は変わらず、金曜日にはチームミーティングに姿を見せている。

セーフティ(S)ミンカ・フィッツパトリックは「彼はただそこにいただけだ。分かるだろ?」と語り、こう続けた。

「それだけでも大きな意味がある。手術からまだ2日しか経っていないだろ? 大手術だ。内視鏡手術なんかじゃない。チーム施設に彼がいて、チームのそばにいたいと思っている姿を見ることには本当に大きな意味がある」

ヒルは第3クオーター序盤、ジェッツ側のサイドライン付近でボールをキャッチした後にタックルを受け、左膝を負傷。サイドラインに向かって走り、左足で踏み込んだヒルは、タックルされた際に膝を激しくひねったように見えた。

ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルも報道陣に対応した際に、ヒルの訪問ついて言及している。

ドルフィンズは前回の試合で今季初勝利を挙げたが、今後はリーグ屈指のプレーメーカーを失った状態で戦わなければならない。ヒルは2023年シーズンにレシーブヤード(1,799ヤード)とタッチダウン数(13回)でリーグトップの成績を収めた選手だ。

ドルフィンズはヒルが加入してからの2シーズンでプレーオフに進出。それ以前は5シーズン連続でプレーオフ進出を逃していた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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