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NFLで2014年以来初めてシーズン第6週を前に全勝チームがゼロに

2025年10月08日(水) 10:21

【NFL】

1972年に無敗でスーパーボウル制覇を果たしたマイアミ・ドルフィンズの当時のメンバーは、今シーズンも自らの記録が守られたことを祝って、早くもシャンパンを開けたことだろう。

現地5日(日)、バッファロー・ビルズとフィラデルフィア・イーグルスがともに敗れたことで、2025年シーズンのNFLに全勝チームがいなくなった。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、スーパーボウル時代においてシーズン第6週を前に全勝チームが存在しないのは今回でわずか4度目だという。最後に5戦全勝チームがいなかったのは2014年で、その年はアリゾナ・カーディナルスとシンシナティ・ベンガルズが無敗を維持していたが、第5週でともに黒星を喫している。スーパーボウル時代において、これほど早い段階で全勝チームが消えたのは今回が2度目となる。

【スーパーボウル時代における全勝チームが最も早くいなくなったシーズン】
1970年:第5週
2025年:第6週
2014年:第6週
2010年:第6週

日曜日の夜の試合を戦ったビルズが、今シーズン最後に残った全勝チームだった。スーパーボウル時代においてビルズが最後の無敗チームとなったのはこれで2度目であり、前回は1980年。当時は開幕5連勝を飾り、最終的に11勝5敗でシーズンを終え、ディビジョナルラウンドでサンディエゴ・チャージャーズに敗れている。

ただし、シーズン序盤の勢いがそのまま2月の歓喜につながるとは限らない。“最後の無敗チーム”がその年にスーパーボウルを制したのは、2006年のインディアナポリス・コルツが最後だ。それ以降、こうしたチームは18シーズン連続で王座から遠ざかっており、この空白期間は過去最長だった6シーズン(1966年~1971年、2000年~2005年)の3倍にも及ぶ。

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