カーディナルスがサイドラインでのやりとりを理由にギャノンHCに罰金処分、NFLからの追加措置はなし
2025年10月08日(水) 13:49
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地7日(火)に報じたところによると、アリゾナ・カーディナルスが日曜日に臨んだテネシー・タイタンズ戦で、サイドラインでランニングバック(RB)エマリ・ディマーカドを激しく叱責したジョナサン・ギャノンHC(ヘッドコーチ)に対して10万ドル(約1,525万円)の罰金を科したという。
映像では、ディマーカドの72ヤードのタッチダウンが不用意なファンブルで無効となった直後、ギャノンHCがディマーカドに詰め寄って怒鳴り、腕を振り下ろす様子が捉えられており、その手はディマーカドに当たったように見えた。
NFLはギャノンHCに対して処分を科さない方針だ。
ペリセロが入手した声明の中で、リーグは「NFLPA(NFL選手会)および本件に対応したチームと連絡を取り合っている。リーグ側からの追加措置はない」と述べている。
月曜日に報道陣に対応したギャノンHCは、ディマーカドに謝罪し、この件についてチームと話し合ったと明かした。
就任3年目のギャノンHCは月曜日に「正直、今朝起きたときに気分が良くなかった。だから、チームミーティングでその件に触れ、エマリに謝り、チーム全体にも謝罪した。単純に、そのときの感情に身を任せてしまったと伝えた」とコメントしている。
カーディナルスは第4クオーターに21対6でリードしており、ディマーカドがゴールラインを越える前にボールを落とさなければ、その差は27対6に広がるはずだった。しかしその後、それまで未勝利だったタイタンズが巻き返して22対21で勝利し、カーディナルスは3連敗を喫して2勝3敗となった。
42歳のギャノンHCは2023年にカーディナルスで初めてヘッドコーチに就任する前、フィラデルフィア・イーグルスの守備コーディネーター(DC)を務めていた。
シーズン第6週にインディアナポリス・コルツ戦に臨むにあたり、ギャノンHCは指揮を務めた2シーズン以上でチームを14勝25敗に導いている。
【RA】