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ドルフィンズHCマクダニエル、QBタゴヴァイロアの発言を「選手主導のフィルムセッションを誤って表現したもの」と擁護

2025年10月14日(火) 15:02

マイアミ・ドルフィンズのマイク・マクダニエルとトゥア・タゴヴァイロア

今季のマイアミ・ドルフィンズは1勝5敗と厳しいスタートを切っているが、第7週を迎えるに当たって注目を集めているのはフィールド上でのパフォーマンスだけではない。

試合後の記者会見でクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが、選手だけのミーティングへの出席状況を批判。その翌日、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルはタゴヴァイロアの発言を確認したうえで、チームのフランチャイズQBについて公の場で見解を示した。

「フランチャイズQBとして試合に敗れた直後に、それを話す場としては適切ではなかった」とマクダニエルHCは現地13日(月)に語った。

「今では彼もそのことを理解していると思う。悪意があったわけではないと信じているが、あれは選手主導のフィルムセッションを誤って表現したものだ」

日曜日のロサンゼルス・チャージャーズ戦で29対27と惜敗したドルフィンズは、第4クオーターのリードを守れなかったのが今季3試合目となった。しかしながら、サウスビーチの話題をさらったのは試合内容ではなく、タゴヴァイロアの発言だった。彼は「選手だけのミーティングに遅れてくる選手がいる。そもそも出席しない選手もいる」と語っていた。

マクダニエルHCは、今季またしても敗戦を喫した後の、フラストレーションを抱えた選手の感情によるものだとその発言を解釈した。

「敗戦の理由を探そうとするのは当然のことだし、フランチャイズQBという立場には大きな責任が伴う」とマクダニエルHCは話している。

「ただ分かっているのは、彼が昨夜から多くの選手たちと直接コミュニケーションを取っているということだ。これこそチームメートのあるべき姿だ。経験から学び、前に進む。最終的に私は今回の件も他のことと同じように受け止めている。言い訳の余地はない。チームのパフォーマンスに対する責任は、すべて私の肩にかかっている」

ドルフィンズの1勝5敗というスタートは、タゴヴァイロアのルーキーイヤーだった2021年以来の低迷ぶりであり、ヘッドコーチ4年目を迎えたマクダニエルHCは、いまや厳しい立場に立たされている。

マクダニエルHCは月曜日、現在の焦点は19日に行われるクリーブランド・ブラウンズ戦であり、先週日曜日の発言ではないと強調した。

「私には心配すべきことがたくさんあるが、その中にあの発言や、それを受けてのチームの状態は含まれていない」とマクダニエルHC。

「われわれはすでに試合そのものについてのミーティングを行い、成功した点と失敗した点を事実に基づいて分析した。今、集中すべきはそこだし、実際にそうなると確信している。チーム全員が問題を修正し、勝利への道を見つけるために強い意欲を持っている」

【R】