チーフスQBマホームズがフランチャイズのTD記録に並んだTEケルシーを称賛
2025年10月29日(水) 11:11
カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは記録を塗り替え続けている。
チーフスで13年目を迎えているケルシーは、現地27日(月)夜に28対7で勝利したワシントン・コマンダース戦でキャリア通算80回目タッチダウンキャッチを記録。NFLのタイトエンドとしてこの快挙を成し遂げた5人目の選手となり、殿堂入りが確実なキャリアにまたひとつ輝かしい実績を加えた。
今回の試合を経て、ケルシーのレギュラーシーズンにおけるトータルタッチダウン数は、プリースト・ホームズが保持するフランチャイズ記録と並ぶ83回となっている。
チーム公式記録によると、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズは試合後に「彼こそまさにチーフスのチーフだ」と語ったという。
「彼はずっとここにいる存在だ。リードコーチ(ヘッドコーチ/HCアンディ・リード)と一緒にずっとここにいる。彼はチームの文化を築くのに貢献してきた。リードコーチの下でプレーすること、カンザスシティでプレーすることの意味を示す文化を築くのに貢献したんだ。俺が加入したとき、頼れる存在がすでにいた。彼は今、あらゆる記録を塗り替えつつあるけど、チームのことを第一に考えている。だからこそ俺は彼がその功績をしっかりと認められるようにしたいし、彼がシーズン後半に実際に(フランチャイズ)記録を更新できたら、またフットボールを贈れたらいいなと思っている」
プレーオフを含めると、コマンダース戦での得点はケルシーにとってキャリア通算100回目のタッチダウンキャッチとなった。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、マホームズとケルシーは通算75回のタッチダウンを記録した10組目のパサーとレシーバーのコンビになったという。
「とにかくアローヘッド(スタジアム)でプレーできる瞬間を大切にしている」とケルシーは話している。
「この場所は特別だし、心から大切に思っている。歴史的な記録に関しては、引き続き次の試合と次のキャッチに集中して、さらなる成長を目指しているところだ」
ケルシーはコマンダース戦でキャッチ6回を記録し、今季最多となる99ヤードを獲得。タッチダウンを決めたプレーはケルシーの真骨頂と言えるもので、ゾーンでスペースを見つけ、ゴールラインでタックルを受けながらもしっかりとボールを抱え込んだ。
「俺はただ、年をとったのにまだ続けられているラッキーなやつなんだ」と語ったケルシーは「パッドをつけると、15歳に戻ったような感覚になる。その一瞬一瞬がたまらなく楽しい」と続けている。
【RA】



































