イーグルスがWRジョン・メッチー三世をジェッツへトレード、引き換えにCBマイケル・カーター二世を獲得
2025年10月30日(木) 10:11
11月4日(火)に設定されているトレード期限を前に、フィラデルフィア・イーグルスとニューヨーク・ジェッツがそれぞれ必要としていたポジションに答えを見いだしている。
イーグルスが4年目のワイドレシーバー(WR)ジョン・メッチー三世と2027年ドラフト6巡目指名権をジェッツに送り、引き換えにニッケルバックのマイケル・カーター二世と2027年ドラフト7巡目指名権を手に入れたと、現地29日(水)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えた。チームもこの報道の後に、今回の取引について認めている。
5年にわたってジェッツのセカンダリーで信頼できる選手として活躍したカーターは、今季は5試合に出場。脳しんとうで3試合を欠場した後、先週にシンシナティ・ベンガルズ戦で復帰していた。
1勝7敗のジェッツを離れ、昨年度のスーパーボウル王者に加わるカーターは、2026年の契約年における負傷に対する保証金500万ドル(約7億6,291万円)を削除することに合意したと、ラポポートは伝えている。カーターは2024年に結んだ3年の延長契約があと2年残っている。
カーターにはイーグルスで、シーズン第8週に脳しんとうになったディフェンシブバック(DB)アドリー・ジャクソンの代わりを務めることが可能だ。ジャクソンはイーグルスで迎えた初年度に苦戦していた。6勝2敗のイーグルスが今季後半戦に向かう中、守備コーディネーター(DC)ビック・ファンジオが率いるセカンダリーの柔軟性は、カーターの存在によって高まるだろう。
イーグルスでリザーブのパスキャッチャーだったメッチーは、今季7試合(オフェンシブスナップ31回)でわずかキャッチ4回、18ヤードにとどまっていた。メッチーにとっては、今季がイーグルスでの初年度だった。アラバマ大学での最終年にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂を抱えたメッチーは、その影響で指名順を落とし、2022年のドラフト2巡目でヒューストン・テキサンズに選択されている。
メッチーがトレードされるのは、3カ月足らずの間で2度目のことだ。メッチーは8月に、テキサンズからイーグルスに送られていた。
メッチーを獲得することで、レシーバーおよびランニングバックが手薄になっていたジェッツは、ハングリーで、まだそれほどすり減っていない武器を手に入れることになる。WRギャレット・ウィルソンとジョシュ・レイノルズはそれぞれ膝、および腰のケガから回復中だ。メッチーはWRアレン・ラザード、タイラー・ジョンソン、アリアン・スミスらと並び、本格的な数のスナップに参加することができるかもしれない。
シーズン第9週のバイウイークを経て、カーターはグリーンベイでイーグルスのメンバーとしてのデビューを果たす見込みだ。メッチーについては、メットライフ・スタジアムでクリーブランド・ブラウンズと戦う姿が見られる可能性がある。
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