つま先の負傷でIR入りしているベンガルズQBバロウが21日間の練習期間を開始
2025年11月11日(火) 10:35
オハイオで冬の気配が近づく中、雲間から一筋の光が差し込んでいる。
シンシナティ・ベンガルズが現地10日(月)、クオーターバック(QB)ジョー・バロウが手術を必要とするグレード3のターフトウに見舞われてから2カ月を経て、制限付きで練習に復帰する許可を受けたと発表した。
バロウは故障者リザーブ(IR)に登録されたままであるものの、練習期間の開始はバロウが21日以内にアクティブ登録される可能性があることを意味している。つまり、バロウが12月に復帰する可能性が現実味を帯びてきたということだ。バロウは9月初旬の時点で、回復には3カ月を要するとされていた。
ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは月曜日に、「彼はリハビリのこの段階、つまり限定的な形で練習に復帰し、選手たちとともにフィールドで進めていく準備ができていると思う。調子も良いと思う」
「それはチームにとっても常に最適なスケジュールだった。彼はこの段階、つまり制限付きではあるがフィールドに戻るために本当に懸命に努力してきた。だから、彼をフィールドに出せるのが楽しみだ」
テイラーHCはシーズン第11週に予定されている5勝4敗のピッツバーグ・スティーラーズとの対戦にバロウが出場する見込みはないとつけ加えた。この試合は3勝6敗のベンガルズにとって、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の順位争いにおいて重要な一戦となる。
月曜日、ベンガルズの順位が復帰に影響するかと質問されたバロウは「分からない。ここからの数週間で経過を見てみる。どう感じるかもね。時期が来たら、良い判断を下すつもりだ」と返答。
「判断を下す期間は21日ある。その間に、早く判断する可能性もあれば、遅くなる可能性もあるだろう。このケガの手術後としてはまだかなり早い段階だから、数週間の練習期間で様子を見ながら判断するつもりだ」
また、バロウは11月27日(木)のサンクスギビングデーに行われるボルティモア・レイブンズ戦に出場できれば、それは大きな意味を持つことになると述べた。
バロウはシーズン第2週のジャクソンビル・ジャガーズ戦でつま先を負傷。9月初旬に行われたこの緊迫した一戦でバロウの代わりに出場したバックアップQBジェイク・ブラウニングはチームを勝利に導き、ベンガルズはテイラーHC体制下で初めて2勝0敗のスタートを切った。その勝利はチームにとって大きな成果となったが、代償としてバロウを失った。その結果として一時的に低迷したことを受け、ジェネラルマネジャー(GM)デューク・トビンは10月7日に40歳のジョー・フラッコを獲得する動きに出ている。
フラッコの加入により、ベンガルズ攻撃陣は安定すると同時に活性化された。フラッコに司令塔を任せて以来、ベンガルズは試合平均32.75得点を記録。この数字は、バロウが不在でも勝てる流れに戻ったことを示唆している。
しかし、それは現実にはなっていない。その間のディフェンスが壊滅的だったためだ。ベンガルズはフラッコが先発した4試合で平均36点を相手に許し、1勝3敗にとどまっている。
バロウが守備陣とともにフィールドに立つことはできないが、復帰が近いというニュースは、3勝6敗のベンガルズがまだ挽回できると信じる理由を探している人々に間違いなく希望を与えるだろう。スティーラーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、レイブンズとの試合が控える中、バロウがプレーできる状態になるまで、ベンガルズは毎週試練に直面することになる。
うまくいけば、ベンガルズはキャプテンが帰ってくるまで、なんとか持ちこたえることができるだろう。
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— Cincinnati Bengals (@Bengals) November 10, 2025
【RA】



































