ビルズ戦での勢いをマドリードでのコマンダース戦で維持することを目指すドルフィンズ
2025年11月13日(木) 12:42
ワシントン・コマンダース戦に挑むためにマドリードに到着したマイアミ・ドルフィンズは、バッファロー・ビルズ相手に大金星を挙げた勢いに乗り続けたいと考えている。
ドルフィンズ(3勝7敗)は先週、不振が続く今シーズンで最高のパフォーマンスを披露し、30対13でビルズを下した。ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは現地16日(日)にスペインの首都で臨む試合でも同様のパフォーマンスを見せたいと考えており、選手たちが先週の勝利で自信を深めたと見ている。
水曜日、マクダニエルHCは「何よりもチームが必要としていたのは3つのフェーズすべてで完璧に遂行する感覚だったと思う。対戦相手のことよりも、自分たち自身と、どうプレーするかが大事で、それがうちのチームにとって最大のポイントだったと思う」と述べた。
「完璧な試合をやり遂げたと思った直後に、環境を変え、海を渡り、次の試合でも同じ方式で同じ結果を出すことが目下の目標となっており、それは努力の結果として成し遂げなければならない」
マクダニエルHCは5連敗中のコマンダース(3勝7敗)相手でも油断は許されないと強調。ダン・クインHC率いるコマンダースは手強い相手になると考えているマクダニエルHCは次のようにコメントした。
「今のナショナル・フットボール・リーグでは、相手を見くびると自ら苦境に陥ることになる。実力差はほとんどないため、どの試合も自ら勝利を勝ち取らなければならない。次の試合以外のことを考えていると、だいたい失敗につながってしまう」
日曜日の勝利で、ドルフィンズはビルズ相手に7連敗することを回避。クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアは173ヤード、タッチダウンパス2回を記録し、ランニングバック(RB)デボン・エイチェーンがタッチダウンラン2回をマーク。守備陣も奮闘し、3回のターンオーバーと3回のサックを記録した。
ディフェンシブタックル(DT)ザック・シーラーは「修正を加えてうまくいき始めたら、その感覚を確実に定着させないと。コピー&ペーストして繰り返すんだ。今週も、先週やったことを再現し、それを今後の試合にもつなげるため、スケジュールもルーティーンもすべて同じ状態に保てるよう、できることをすべてやることに集中している。今週こそがすべてだ」と語った。
コマンダース対ドルフィンズ戦は、海外で行われる今季7試合目となる。リーグがグローバル展開を本格化させて以来、単一シーズンでこれほど多くの試合が海外で実施されるのは初めてだ。また、ドルフィンズにとっては通算8回目(ジャクソンビル・ジャガーズの14試合に次いで2番目に多い)、タゴヴァイロアにとっては3回目のインターナショナルゲームとなる。
タゴヴァイロアは「海外に行き、異なる文化に触れるのは素晴らしいことだと思う。食べ物だけじゃなくて、言葉や人々との出会いも含めてね」とコメント。
「昨日は街を少し見て回る機会があって、それはすごく良かった。大聖堂を少し見られたのは本当に良い経験になったし、歩きながらいくつかのスポットも回った。昨日は歩いただけで2万歩くらいになったと思う」
最も調整に苦労したのはマイアミとマドリードの6時間の時差だと明かしたタゴヴァイロアは次のように話している。
「昨日は着いただけで何もしていないのに、2回くらい練習したような気分だった。睡眠面の調整が難しかったと思う。着いたとき、5時間くらい寝た選手もいれば、仮眠を繰り返した選手もいた。一方で、着陸後にできるだけ起きて順応しようとしている選手もいた」
フルバック(FB)アレク・インゴールドは“時差ぼけから抜け出そうとすること”は間違いなく大変だと強調し、準備時間が減ることも同じく大きな課題だと語った。
インゴールドは「最大の利点は仲間との一体感だと思う」と話し、「施設でもチームホテルでも、常に仲間と一緒にいる。行動を共にし、話し、コミュニケーションをとっている。そういうちょっとした会話の積み重ねがチームにとって大きなプラスになると思う」と続けた。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
【RA】



































