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深刻な足のケガを抱えていると見られるブロンコスRBドビンズ、IR入りの可能性も

2025年11月15日(土) 08:34

デンバー・ブロンコスのJ.K.ドビンズ【AP Photo/David Zalubowski】

J.K.ドビンズは相手ディフェンダーを振り切れても、ケガから逃れることはできないようだ。

現地14日(金)、デンバー・ブロンコスのランニングバック(RB)ドビンズが深刻な足のケガを理由にしばらく欠場する見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

ラポポートとペリセロによると、ドビンズは選択肢を検討しているところだが、少なくとも4試合の欠場が確定する故障者リザーブ(IR)入りの可能性も残されているという。

ブロンコスは日曜日に行われるカンザスシティ・チーフス戦からドビンズを除外した。

IR入りが決まれば、ドビンズは5シーズン連続で複数の試合を欠場することになり、さらに2020年のルーキーシーズン(当時はボルティモア・レイブンズ所属で16試合中15試合に出場)から毎年、少なくとも1試合は欠場していることになる。

有能なランニングバックであるドビンズは、どのチームでも常にケガに悩まされてきた。最初に加入したレイブンズでは4シーズンで計43試合を欠場し、2021年には全試合を棒に振った。ロサンゼルス・チャージャーズに所属していた2024年シーズンにも、4試合を欠場している。

そして、今オフシーズンにブロンコスと契約したドビンズは、またしてもケガからの復帰を目指すことになった。ドビンズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区で首位に立つブロンコスで、キャリー数(153回)、ランヤード(772ヤード)、タッチダウンラン数(4回)でトップに立っている。

ドビンズを獲得する前、ブロンコスは2025年NFLドラフト2巡目でR.J.ハーヴェイを指名。レシーバーとしても活躍しているハーヴェイは、レシーブ25回で175ヤード、タッチダウン4回を記録してきたが、今後はランでより力を発揮することが求められる。

ハーヴェイはこれまでにキャリー50回で214ヤード、タッチダウンラン2回を記録。今後はランの成績を大幅に伸ばすことが期待されるだろう。タイラー・バディやジャリル・マクロフリンもランニングバックとして出場機会が増える可能性がある。

ドビンズがIR入りすれば、本人にとっては大きな痛手となるが、ハーヴェイにとっては大きなチャンスとなるだろう。8勝2敗のブロンコスがまず臨むのは、5勝4敗のチーフスとのAFC西地区対決だ。

ドビンズはIRに登録された場合、ワシントン・コマンダース戦(シーズン第13週)、ラスベガス・レイダース戦(第14週)、グリーンベイ・パッカーズ戦(第15週)も欠場することになる。

【RA】