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ルーミスGMの解雇を検討するのは「とんでもない話」とセインツオーナー

2025年11月15日(土) 09:13

ニューオーリンズ・セインツのジェネラルマネジャー(GM)ミッキー・ルーミス【AP Photo/Gerald Herbert, File】

2025年シーズン最初の10試合でチームが苦戦しているにもかかわらず、ニューオーリンズ・セインツのオーナーであるゲイル・ベンソンはジェネラルマネジャー(GM)ミッキー・ルーミスを解任することを一切考えていないようだ。

ベンソンは『The Times-Picayune(タイムズ・ピカユーン)』のジェフ・ダンカンに「ファンが聞きたいことではないかもしれませんが、ミッキー・ルーミスを解雇するなんてとんでもない話です。彼は素晴らしい仕事をしてくれています」と述べている。

ルーミスGMはニューオーリンズで数年にわたり批判を浴びてきた。セインツが最後にプレーオフに進出したのは2020年であり、今シーズン序盤の不調も批判を招いている。しかし、大幅刷新に踏み切ったオフシーズンにもルーミスGMを解任しなかったことから、ベンソンが今年中に大胆な動きに出ることを心から期待している者はほとんどいなかった。

ベンソンは「皆さんと同じように、私も非常にがっかりしています。私たちは再建モードにあります」と述べ、「ミッキーはシーズン開幕当初からそう言っていました。ファンの気持ちは理解しています。本当に。そして申し訳なく思っています。ですが、今年は厳しい年になると最初から伝えていました。そして実際、厳しい年になっています」と続けている。

2000年からセインツに在籍しているルーミスGMは、2002年にジェネラルマネジャーに就任。2013年からは執行副社長も兼任している。

ベンソンはルーミスGMを擁護し、2006年にショーン・ペイトンをヘッドコーチ(HC)に迎え入れたことや、元クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズの獲得など、長きにわたる在籍期間でルーミスGMが下してきた素晴らしい判断の数々を例に挙げた。

しかし、近年の状況はペイトンが加わる前のセインツを彷彿とさせる。2024年にわずか5勝にとどまったセインツは、現在2勝8敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)最下位タイに沈んでいる。同じく最下位のニューヨーク・ジャイアンツは今週、ブライアン・ダボールHCを解任した。

新HCケレン・ムーアが率い、若手選手の補充が急務となっているロースターを抱える中、ベンソンはルーミスGMが立て直しを主導できると信じている。

「ミッキー・ルーミスが現状を憂いて眠れない夜を過ごしているとは思わないのですか? 実際、彼は眠れていません」と語ったベンソンは「大変なんです。簡単な仕事ではありません。彼はただじっと座って何も気にせず過ごしているわけではありません」と続けた。

【RA】