ベンガルズはQBバロウをアクティブ登録せず、フラッコがペイトリオッツ戦に先発
2025年11月23日(日) 07:01
シンシナティ・ベンガルズは今週もジョー・バロウを欠くことになる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(土)に報じたところによると、ベンガルズは日曜日に控えるニューイングランド・ペイトリオッツ戦を前に、フランチャイズクオーターバック(QB)であるバロウを故障者リストから復帰させない方針だといい、つまりはバロウが次戦を欠場するということだ。
その後、ベンガルズがバロウを試合出場から除外し、ジョー・フラッコが6度目の先発出場を果たす見通しとなった。
バロウ欠場に驚く者は少ないだろう。ベンガルズは今週の試合を終えれば短い期間でライバルのボルティモア・レイブンズとのサンクスギビングゲームを控えている。今週は2度のフル練習参加を経て、金曜日に制限付きの練習となり、当初は出場ステータスがクエッショナブルとされていたが、バロウが予定より大幅に早い回復を見せていることから、今回の欠場は彼自身を守るためと言えるかもしれない。
とはいえ、ベンガルズはすでに後がない状態に陥りつつある。
バロウが負傷したシーズン第2週こそ勝利したものの、その後のベンガルズは直近8試合で7試合を落として3勝8敗と低迷し、喪失ヤード数と失点数の両方でリーグ最下位に沈む悲惨なディフェンスの現状を克服できずにいる。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区優勝が完全に消えたわけではないものの、ピッツバーグ・スティーラーズが6勝4敗、ボルティモア・レイブンズが5勝5敗であることを考えると、ベンガルズがこれ以上の負けを重ねていては現実として奇跡的な巻き返しは不可能だ。
ペイトリオッツを撃破し、バロウ不在でも希望をつなげるかどうかはフラッコにかかっている。先週のスティーラーズ戦を34対12で惨敗したことを除けば、40歳のフラッコは10月初旬のトレード移籍以降、1,453ヤード、12タッチダウン、インターセプト3回という活躍を見せている。
ただ、8連勝中のペイトリオッツを下す難易度は、ワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスが1試合の出場停止処分を受けたことでさらに高まった。
もしベンガルズが日曜日にこの難局を打破できれば、シーズン第13週に向けて確かな目標を掲げて取り組んでいけるだろう。
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