ノートルダム大学のバスケットボール選手から驚きの転向を遂げたコルツTEカーソン・タウト
2026年03月19日(木) 11:34
急激なキャリアチェンジほど刺激的なものはない。
現地3月7日(土)、カーソン・タウトはノートルダム大学ファイティング・アイリッシュのバスケットボールチームでリバウンドを確保していた。その10日後、フォワードとしてプレーしていた身長約201cmのタウトは、ドラフト外フリーエージェントとしてインディアナポリス・コルツと契約し、タイトエンド(TE)に転向した。
予想外の急なキャリアチェンジを果たしたタウトは火曜日、高校や大学でフットボールをプレーしたことは一度もないものの、自身の身体能力を生かすにはバスケットボールよりもフットボールの方が合っていると考えていると語った。
チーム公式サイトによると、タウトは「バスケットボールコートで発揮してきた自分の身体能力を意識しただけだ」と話したという。
「このスポーツは自分の才能を尊重してくれると思う。ノートルダム大学に進み、キャリアを築くうえで支えとなったもの、自分で誇りに思っているものが、このスポーツでは評価されると思うんだ。目立たない仕事やリバウンド、フィジカルなプレーを誇りにしてきた。だから、バスケットボールよりもフットボールの方が、そういう部分がもう少しよく評価されると思っている」
タウトが大学でのキャリアを終えたばかりであることを踏まえると、なぜ2026年NFLドラフトに参加しないのかを疑問に思う人もいるだろう。24歳のタウトがドラフト対象外となった理由は、大学でのキャリアが長引いたためだ。ノーザンアリゾナ大学での1年目(2019年から2020年)をレッドシャツとして過ごしたタウトはその後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックや2023-24年シーズンを棒に振ることになったケガの影響で、大学バスケットボールでプレーするための追加の資格を得た。
NFLの規定では、選手は大学フットボールの資格が切れた翌年のみドラフト対象となる。タウトはそのドラフト対象となるシーズンをノートルダム大学で過ごしていた。タウトは2025年に大学でフットボールとバスケットボールの両方をプレーすることを検討していたものの、資格の規定により、ノーザンアリゾナ大学での在籍期間を終えた後、バスケットボールをプレーする資格が1年のみ残されていたと明かしている。
今夏25歳になるタウトは3週間前、チームと面談するためにNFLスカウティングコンバインに参加した(ワークアウトは行っていない)。子どもの頃にフットボールをプレーしていなかったものの、バスケットボールシーズンが始まってからスポーツを変えることを考え始めたと明かしたタウトは、次のようにコメントしている。
「高校時代は本当に小柄だった。成長期がものすごく遅かったんだ。高校の最後の方になるまで脇毛も生えていなかったから、遅咲きってやつだな。大学1年生になって体を鍛え始めるまでは、あまり深く考えたり気にしたりしていなかった」
タウトはコルツと面談し、2017年にバスケットボールからフットボールへ転向した経験を持つコルツのベテランTEモ・アリ―コックスとも話をした。同じ道を歩んできた選手とプレーすることは、タウトにとって大きな助けとなるだろう。
この段階でのキャリアチェンジは簡単なことではない。ラグビーでトップレベルの活躍を見せていた選手でさえ、転向に失敗した例は数多くある。バスケットボール選手からタイトエンドに転向した選手の成功例――アントニオ・ゲイツやジミー・グラハム――は有名だが、うまくいかなかったケースも同じくらい多い。NFLレベルでは同じスポーツ内でのポジション変更ですら難しく、一からキャリアを切り拓くことはなおさらだ。タウトが真っ向からそれに挑戦する姿勢は称賛に値する。
「これまでの道のりはなかなかのものだった」と語ったタウトは「でも、まだ始まったばかりだ」と続けた。
【RA】



































