NFLがTMRW Sportsと提携して新たなプロフラッグフットボールリーグを設立へ
2026年03月31日(火) 10:25
現地30日(月)、NFLが男女を対象としたプロのフラッグフットボールリーグの設立および運営に向けて、『TMRW Sports(TMRWスポーツ)』と提携することを発表した。この新しいプロリーグは、NFLの各チーム、実績のある機関投資家や戦略的投資家、さらに現役および元NFL選手を含む、幅広く影響力のある投資家グループの支援を受けて発足する。
この取り組みは、フラッグフットボールが急速な成長を遂げ、商業的な関心が高まり、投資、メディア、スポンサーシップパートナーからの関与が増加するなど、世界的にかつてないほどの勢いを見せている時期に打ち出されたものだ。こうした動きは、フラッグフットボールが主要なグローバルスポーツへと変貌し続ける中で、この競技を取り巻く長期的な市場機会の大きさを反映している。
このリーグの立ち上げを支える投資グループをけん引しているのは、プロフットボールの殿堂入りを果たしたペイトン・マニングやジョー・モンタナ、スティーブ・ヤング、ラリー・フィッツジェラルドをはじめ、トム・ブレイディ、イーライ・マニング、ジャスティン・タック、ライアン・ニース、ダーニ・ジョーンズといったレジェンド選手、さらにアリク・アームステッド、ボビー・ワグナー、ラッセル・ウィルソンといった現役選手たちだ。彼らはステークホルダーおよびアンバサダーとしてリーグの将来に投資し、その長期的なビジョンの形成に貢献している。さらに、スポーツおよびエンターテインメント界の著名人も多数この投資グループに参加しており、女子スポーツ選手として輝かしい実績を残したビリー・ジーン・キングやイラナ・クロス、アレックス・モーガン、セリーナ・ウィリアムズらが名を連ねている。
主な機関投資家には『Ariel Investments/Project Level(アリエル・インベストメンツ/プロジェクト・レベル)』、『Bessemer Venture Partners(ベッセマー・ベンチャー・パートナーズ)』、『Blue Pool Capital(ブルー・プール・キャピタル)』、『Dynasty Equity(ダイナスティ・エクイティ)』、『Silver Lake(シルバー・レイク)』、『Sixth Street(シックス・ストリート)』などが名を連ねており、フラッグフットボールの成長可能性に対する市場の強い関心と確信がうかがえる。さらに、『776/Alexis Ohanian(776/アレクシス・オハニアン)』、『APEX Capital(APEXキャピタル)』、『Arctos Partners(アルクトス・パートナーズ)』、『Bolt Ventures(ボルト・ベンチャーズ)』、『Next Legacy Partners(ネクスト・レガシー・パートナーズ)』、『Trenches Capital(トレンチズ・キャピタル)』、『Trybe Ventures(トライブ・ベンチャーズ)』といった投資家もリーグを支援している。
リーグへの関心が高まる中、NFLとTMRW Sportsはさらなる投資機会やメディアおよびスポンサーシップパートナー候補について協議を継続中だ。これには急速に世界的なスポーツとして成長しているフラッグフットボールへの期待の高さが反映されている。
TMRW Sportsは複数の運営候補から強い関心が寄せられた競争的な評価プロセスを経て選定された。このプロセスは、NFLの各チームがリーグ全体の投資組織である『32 Equity (32エクイティ)』に対し、プロフラッグフットボールリーグの立ち上げと運営を支援するため、最大3,200万ドル(約51億1,434万円)の投資を承認する権限を与えることで完了した。
NFLフットボール運営担当上級副社長のトロイ・ビンセントは「フラッグフットボールのムーブメントが世界中で爆発的に拡大し続ける中、プロフラッグリーグの設立により、ユース、高校、大学、オリンピック、そしてプロに至るまで、優秀なアスリートがあらゆるレベルで競い合う道が整う」と述べている。
「これは特に、この競技の世界的な成長をけん引している少女や若い女性にとって大きな意味を持つものであり、彼女たちは今、この競技における自分の夢がプロレベルにまで広がることを実感できるようになった。TMRW Sportsを選定したことはフラッグフットボールの成長を促進し、その勢いを支える世界クラスのアスリートを支援するという私たちの長期的な取り組みにおける重要な一歩だ」
TMRW Sportsの創業者兼CEOであるマイク・マッカーリーは「30年以上にわたり、NFLはユース、高校、大学を含む草の根レベルにおいてフラッグフットボールに多大な投資を行ってきた。そして今回、2028年ロサンゼルスオリンピックでのフラッグフットボール採用を受け、TMRW SportsはNFLとビジョンを共有し、プロフラッグフットボールリーグの設立を通じて世界中でファン層の拡大と参加促進を図ろうとしている」とコメント。
「フラッグフットボールにおける最上位の階層として、このリーグは世界最高の選手たちが現代のスポーツファンによるメディア消費の進化に合わせたスピード感のあるフォーマットで競い合うことで、このスポーツの新たな時代を切り拓くことになるだろう」
スーパーボウル制覇を7度経験したレジェンドのトム・ブレイディは「フラッグフットボールはこの競技を特別なものにしている多くの要素を体現しており、このスポーツを特徴づけるスキル、創造性、そして競争心を存分に示している」と話している。
「フラッグフットボールの急成長は目覚ましく、このリーグを支援している現役および元選手たちの数を見れば、アスリートたちがその将来性をいかに強く信じているかが分かる。プロフラッグフットボールリーグの立ち上げを通じて、このスポーツをさらなる高みへと導く一助となることを楽しみにしている」
また、ビリー・ジーン・キングは「女子スポーツを後押しする勢いはこれまでになく高まっており、フラッグフットボールはその継続的な成長において大きな役割を果たすと見込まれています。この新たなプロリーグは、実力を披露し、この競技の世界的な方向性を形作るうえでふさわしい舞台を優秀な女性アスリートに提供することで、その流れをさらに推し進めることになるでしょう」と語った。
フラッグフットボールは世界で最も急速に成長しているスポーツの一つであり、世界中で約2,000万人の選手がプレーしている。この新たなプロリーグは、フラッグフットボール界全体において重要な基盤となり、ユースから高校、大学、プロ競技、そして最終的には2028年ロサンゼルス五輪という舞台に至るまで、選手育成の完全な道筋を構築することになる。
米国だけでも約410万人の若者がフラッグフットボールを楽しんでおり、その数は2020年と比べて50%以上増加している。現在は39州の高校でフラッグフットボールが導入されており、高校チームでプレーする女子選手の数は2024年から2025年にかけて60%近く増加した。
さらに、現在は全米で100校以上の大学が女子フラッグフットボールのプログラムを運営している。NCAAは最近、フラッグフットボールを『Emerging Sports for Women(エマージング・スポーツ・フォー・ウィメン)』プログラムに追加することを承認。NCAAでフラッグフットボールを女子の代表チームスポーツとして確立していくうえで重要な一歩となった。最近では、ネブラスカ大学がパワー4に属するディビジョンIのプログラムとして初めて、女子フラッグフットボールの代表チームを立ち上げた。
フラッグフットボールは2028年ロサンゼルス五輪で初めてオリンピック競技として採用され、世界的なスポーツとしての急速な台頭を確固たるものにする。TMRW Sportsが運営する新たなプロフラッグフットボールリーグは、オリンピックでの盛り上がりを補完する形で、世界中のトップレベルの男女アスリートが最高峰で競い合うための明確な道筋を構築する見込みだ。
NFLとTMRW Sportsは選手とファンの双方に世界最高水準の体験を提供するため、今後数カ月にわたってリーグの設計と運営計画の策定を進めていく。開始時期は2028年ロサンゼルス五輪に向けた準備期間と重なる見込みであり、認知度と勢いを最大限に高めることになるだろう。
【RA】



































