5度のプロボウル選出を誇るCBスティーブン・ギルモアが引退を表明
2026年04月03日(金) 11:06
スティーブン・ギルモアの輝かしいキャリアに終止符が打たれた。
プロボウルに5回、オールプロに2回選出された経歴を持つコーナーバック(CB)のギルモアが、現地2日(木)にソーシャルメディアを通じて、13シーズンのキャリアに幕を閉じることを発表した。
「初恋の相手であるフットボールへ――サウスカロライナ州ロックヒルの貧しい家庭で育った6人兄弟の長男で、がむしゃらな小さな子どもだった俺に、君は集中力、機会、強さ、そして一生続く友人を与えてくれた。フィンリー・ロード・ファルコンズでの最初の試合から、2度のスーパーボウル出場、複数回のプロボウル選出、そして守備部門年間最優秀選手賞獲得に至るまで、君は俺に、懸命に努力し、自分自身を信じるというかけがえのない教訓を与えてくれた」
「妻と子どもたちへ、夢を追い続けられるよう支えてくれてありがとう。両親へ、今の自分になるよう育ててくれてありがとう。コーチたちへ、惜しみなく力を注いでくれてありがとう。そしてファンのみんなへ――応援してくれてありがとう。リーグでの13年間は信じられないほど素晴らしいものだった。次の章に何が待ち受けているのか、楽しみで仕方がない」
「ギリーロック(ギルモアの愛称)は引退する」
13シーズンにわたるNFLキャリアで、ギルモアは対峙したあらゆるレシーバーを封じ込めることができるシャットダウン・コーナーバックとしての地位を確立。全盛期を迎えた2019年には、20回のパスディフェンスと6回のインターセプトでNFLトップに立ち、オールプロとプロボウルに選出されたほか、2019年守備部門年間最優秀選手賞という最も栄誉ある賞も獲得した。
ギルモアはその1年前、成績こそ平均的だったものの、第53回スーパーボウルという絶好のタイミングで結束したニューイングランド・ペイトリオッツのディフェンスで重要な役割を担い、チームがNFL最高の舞台で強力なロサンゼルス・ラムズを封じ込めて13対3で勝利を収めるのに貢献した。その試合で輝きを放ったギルモアは、タックル数(5回)でチーム内2位につけ、ファンブルを誘発したほか、第4クオーター終盤にはクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフのパスを奪い、ラムズが同点に追いつくための最大にして最後のチャンスを潰した。
ビル・ベリチック体制の末期にペイトリオッツに所属していた多くの選手と同様に、ギルモアもペイトリオッツ時代をあっけない形で終えている。2021年、ペイトリオッツは契約延長に合意できなかったことから、シーズン途中にギルモアをドラフト6巡目指名権と引き換えにカロライナ・パンサーズへトレードした。そのシーズンの大半を大腿四頭筋のケガに苦しみながら過ごしたギルモアだが、ハロウィンに復帰して8試合(先発3試合)に出場。5勝12敗に終わったパンサーズでプレーしながら、5度目にしてキャリア最後となるプロボウル選出を果たした。
キャリアの最後の数シーズン、ギルモアは傭兵のようにチームを転々とし、インディアナポリス・コルツ、ダラス・カウボーイズ、ミネソタ・バイキングスでそれぞれ1シーズンずつプレーした。2025年をリーグから離れて過ごした後、35歳となったギルモアは、自身をスターダムへと押し上げたスパイクを脱ぐ時が来たと決断したようだ。
サウスカロライナ大学出身のギルモアは、2012年ドラフト1巡目でバッファロー・ビルズに指名されたところからプロとしてのキャリアを開始。実力のあるコーナーバックとしてすぐに地位を確立し、年を追うごとに成長を遂げた。ビルズでの5年目にして最後のシーズン、ついにその実力が正当に評価されてプロボウルに選出されたギルモアは、このシーズンに12回のパスディフェンスに加え、当時のキャリアハイである5回のインターセプトを記録。ギルモアが所属していたのはビルズが台頭する前の時代であり、新たなヘッドコーチ(HC)にショーン・マクダーモットを迎えたビルズがギルモアとの決別を決めると、長年対峙してきた同地区のライバルチームがすかさずギルモアの獲得に乗り出した。
その後の活躍は周知の通りであり、その物語のようなキャリアは木曜日のニュースをもって正式に幕を閉じた。
【RA】



































