チーフスGMヴィーチ、トレード多発の可能性を踏まえて今年のドラフトは「面白くなる」と予想
2026年04月17日(金) 14:30
現地16日(木)にどのジェネラルマネジャー(GM)の話に耳を傾けたかによっては、来週のドラフトが近年で最も予測不可能なものになると思えてくるかもしれない。
チーフスのブレット・ヴィーチGMはまさにそう考えている。
ヴィーチGMは木曜日に「ファンが来週木曜日に大いに楽しめるはずだ。タックルやディフェンシブエンド、レシーバーなど、いくつかのポジションでは評価がかなり拮抗しているからだ」と語った。
「モックドラフトで上位に挙げられている選手の一部が少し順位を落とす可能性もあれば、逆に下位と予想されている選手が少し順位を上げる可能性もある。今年はそれほど差がなく、実力に大きな隔たりや落差がないからね。オフェンシブラインマンにしても、評価できる特性はある一方で、どの選手にも改善すべき点がある。ただ全体として評価が非常に拮抗しているため、最終的にはスキームへの適合性、コーチの分析、ビジョン、そして選手たちとの相性が決め手になるだろう」
「楽しい夜になると思うし、おそらく多くのトレードが行われると思う。フランチャイズクオーターバックになるような選手や、(ヒューストン・テキサンズのディフェンシブエンド/DE)ウィリアム・アンダーソンJr.や(クリーブランド・ブラウンズのDE)マイルズ・ギャレットのような選手がいない今回のようなドラフトは、かえって面白くてワクワクする展開になると思う。ファンの立場からすれば、来週木曜日はかなり面白くなるはずだ」
ヴィーチGMはジェネラルマネジャーとして初めて臨んだ2017年ドラフトでQBパトリック・マホームズを全体10位で指名して以来、初めて10位以内の指名権を手にしている。チーフスには補強すべきポジションもあり、ドラフトの展開次第では複数の選択肢を持つことになりそうだ。
木曜日の発言から判断する限り、あらゆる可能性に備えている様子のヴィーチGMは次のように説明している。
「今回のドラフトは間違いなく特殊だと思う。コンバインに参加した際にも話したが、“重要度の高くないポジション”とされるいくつかのポジションの選手が上位にランクインすると、戦略が異なってくる。私たちの現状について言えば、チームには才能ある選手がいると思う。そして毎年目標にしているのは、フィールドに出て地区優勝を目指し、プレーオフに進出してチャンピオンシップを争うチャンスをつかむことだ。とはいえ、私たちのロースターには攻守両面で改善すべき点が数多くある」
外から見ると、ヴィーチGMは自分だけの“選択型アドベンチャー小説”を進めているように見える。『NFL.com』で公開された直近7回のモックドラフトで、チーフスはオフェンシブタックル(OT)、エッジラッシャー、コーナーバック(CB)と3つの異なるポジションの選手と結びつけられており、それぞれマイアミ大学のフランシス・マウイゴアあるいはユタ大学のスペンサー・ファノ、マイアミ大学のルーベン・ベインJr.(あるモックドラフトでは6位へのトレードアップが必要とされている)、そしてルイジアナ州立大学のマンスール・ディレイン(同ポジションで最も評価の高い有望株とされている)の名前が挙がっている。
「これにより、9位指名はどの方向にも開かれた形になっていると思う」とヴィーチGMは続けた。
「もちろん、最初の5、6人の指名がどうなるかを見ていくことになる。ディフェンシブバック、オフェンシブライン、エッジラッシャー、レシーバーのいずれにしても、私たちはやはり、それらすべてのポジションで補強が必要だ。私たちはいずれかの選手を獲得できる立場にあり、ドラフト全体を通じて補強を進めることになる。現状のロースターを踏まえると、課題は数多くあるため、どのニーズも排除することはできない」
チーフスほどオフシーズンの戦力入れ替えによる影響を受けたチームは少ない。これは常に上位争いを続けるチームが直面しがちな現実でもある。しかし、2026年シーズンに向けての問題は、昨季にプレーオフに進出できなかった点にある。チーフスはプレーオフ進出を逃したにもかかわらず、2人の主力CBをロサンゼルス・ラムズに奪われた(トレント・マクダフィーはヴィーチGMによってトレードされ、ジェイレン・ワトソンは3年契約で移籍した)。さらに、先発ライトタックル(RT)ジャワーン・テイラーと円満に別れ、セーフティ(S)ブライアン・クックもシンシナティ・ベンガルズに移った。オフシーズンに獲得した選手の中で戦力強化を期待できるのは第60回スーパーボウルMVPに輝いたランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世だけであり、プレッシャーが軽減されていない状況下で、依然として改善の余地が多く残されている。
「どの年も新たな挑戦になると考えたいし、パット(マホームズ)がいれば、いつでもフィールドに出てチャンピオンシップや地区優勝を狙うチャンスがあるという考えになる」とヴィーチGMはコメント。
「難しいのは、その水準を維持しながらも将来を見据えることだ。パットがまだしばらくここにいることは分かっている。私たちは常にチームを構築し続け、オフェンシブラインとディフェンシブラインを通じてチームを強化していかなければならない。すべてはそこから始まるのだ」
ヴィーチGMは混沌としたとした状況の中で価値の高い選手を引き当てる準備を整えている。ヴィーチGMが来週末に新たな戦力という宝を手にカンザスシティへ戻れるかどうかに注目だ。
【RA】



































