膝靱帯断裂のリハビリ中ながらオフシーズンプログラム初日に姿を現したチーフスQBマホームズ
2026年04月21日(火) 10:10
現地20日(月)、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズはカンザスシティ・チーフスのオフシーズンプログラムの初日に姿を見せた。MVPに2度輝いた経歴を持つマホームズにとっては、来シーズン開幕に間に合うよう膝の靭帯断裂からの回復を目指す中、またひとつ重要な節目となった。
マホームズは12月14日に臨んだロサンゼルス・チャージャーズ戦の終盤に左膝のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とLCL(外側側副靭帯/がいそくそくふくじんたい)を断裂。チーフスはこの試合に敗れたことで、事実上プレーオフ争いから脱落した。マホームズはすぐにダラスで著名な整形外科医であるダン・クーパー医師による手術を受け、カンザスシティに戻るやいなやリハビリを開始し、オフシーズンを通じて取り組んできた。
チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは「彼はミーティングに参加している。ウエイトトレーニングはできるし、そのあたりは全部やれている。リハビリをね。それが今の段階だ。様子を見ていくし、臨機応変に対応するつもりだ。彼の状態を見極めていく。今は順調だが、これについては慎重に進めなければならない」と話している。
マホームズは以前、地元メディアに対して「目標は制限を受けることなくシーズン第1週からプレーすることだ」と語っていた。
自主参加のオフシーズンプログラムのフェーズ1は月曜日から2週間にわたって続き、活動はストレングス&コンディショニング、チームミーティング、リハビリテーションに限定される。ここ数年、チーフスはマホームズにテキサスの自宅で選手のみの自主練習を行うことを認めてきたが、今年はマホームズがカンザスシティに残り、チームのトレーニングスタッフと共に取り組んでいることから、その方針は変更された。
その後に続くのがオフシーズンプログラムのフェーズ2であり、3週間にわたって実践的なコンタクトがない状態で、フィールド上でウオークスルーペースでの練習が行われる。つまり、マホームズは膝を再び傷めるリスクを負うことなく、練習の一部に参加できる見込みだ。
フェーズ3ではOTA(チーム合同練習)が行われ、オフェンスとディフェンスが対峙する形となるが、ここでも実践的なコンタクトは認められない。チーフスは6月9日(火)から11日(木)に参加必須のミニキャンプを実施する前に、5月26日(火)から28日(木)、および6月1日(月)から3日(水)にかけてこうした練習を計6回予定している。
アローヘッド・スタジアムでは6月にワールドカップの試合が開催されるため、スケジュールが例年とは少し異なっている。
NFLの全日程は5月中旬に発表される予定で、シーズン開幕戦は9月10日(木)となる見込みだ。つまり、チーフスの初戦はその数日後になる可能性があり、マホームズの負傷から約9カ月後というタイミングとなる。
マホームズはリハビリについて「自分の性格を考えると、毎日ギリギリまで追い込むことになるだろう。まだ行けない段階がある。行きたいけど、まだ行けない。それには理由があってそうしているんだ」とコメントした。
チーフスは先月、マホームズが数週間余分に時間を要する事態に備えて補強を行い、来年のドラフト6巡目指名権と引き換えにニューヨーク・ジェッツからジャスティン・フィールズを獲得した。それに伴い、チーフスはフィールズの保証額1,000万ドル(約15億8,953万円)のうち700万ドル(約11億1,267万円)を負担することにもなっている。
27歳のフィールズは昨年3月、3,000万ドル(約47億6,868万円)の保証を含む2年4,000万ドル(約63億5,824万円)の契約をジェッツと結び、シーズンの大半で先発を務めたが、シーズン第12週にタイロッド・テイラーに先発の座を奪われた。その後、ジェッツでプレーする機会を得られなかったフィールズは、12月下旬に膝の負傷で故障者リザーブ(IR)に登録され、そのままシーズンを終えている。
それでも、フィールズにはNFLで先発した実績があり、何試合かで先発する必要が生じた場合も、チーフスに勝利のチャンスをもたらす存在になると期待されている。
リードHCは「いつもより長くオフシーズンを過ごす中で、じっくり取り組み、来シーズンに向けた計画をしっかり練ることができた」と述べ、「自分たちが進む方向に良い感触を持っている。OTAを終えてキャンプを迎え、さらにキャンプを終えてシーズンに突入する頃には、それがどのように形になっているかが見えてくるだろう」と続けた。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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