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QBリチャードソンのトレード交渉は「現時点では何も具体化していない」とコルツGMバラード

2026年04月22日(水) 11:01

インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【Todd Rosenberg via AP】

今オフシーズンにトレードを要求したクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンは、インディアナポリス・コルツの任意参加のオフシーズンプログラムには姿を見せていない。

この動きはジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードにとって驚きではなかった。バラードは現地20日(月)、リチャードソンは2025年シーズンを途中で終わらせることになった不慮の目のケガから「まだ回復しているところだ」と述べている。バラードによれば、リチャードソンは活動の許可を得ており、「あらゆることに取り組んでいる」という。

QBダニエル・ジョーンズを残留させるという計画を受けて、2023年ドラフト全体4位指名のリチャードソンは、4年目を迎えるにあたってトレードを模索した。バラードは適切なオファーがあればその要求に応じる可能性があるが、リチャードソンをチームに戻す道も完全に閉ざしてはいない。

チームの公式サイトによると、バラードは「何件かの電話はあったが、現時点で具体化しているものはない。したがって、彼はまだインディアナポリス・コルツの一員だ」と語っている。

ドラフトは今回のトレード騒動における一つの通過点に過ぎず、それが決着の期限というわけではない。納得のいくオファーがなければ、コルツがリチャードソンを引き留めておくのは賢明な判断といえる。トレーニングキャンプが近づくにつれ、負傷者の発生やその他の状況の変化が起こる可能性は常に残されているからだ。

バラードはまた、昨年にアキレス腱を断裂してシーズン絶望となったジョーンズは、順調なペースで復帰に向けた準備を進めていると言及。一方で、負傷明けの先発QBを抱えるコルツのQBルームに、経験豊富な人材がそろっているわけではない。リチャードソンはケガに悩まされ、不安定だったこれまでの3年間のキャリアで先発出場15回を記録しているが、2025年シーズンは0回に終わっている。2025年ドラフト6巡目指名のライリー・レナードは、昨シーズンにコルツのポストシーズン進出の可能性が消滅した後、先発出場1回を記録したのみだ。

ジョーンズの懸命なリハビリとリチャードソンのトレード要求という状況を鑑みれば、バラードがベテランの獲得に動いていないのはいささか驚きである。この影響でチームはレナードを戦力となるバックアップへと成長させようとしており、オフシーズンにレナードには多くの練習機会が与えられる見込みだ。

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