2026年NFLドラフト:トレードアップでチーフスがCBマンスール・ディレインを全体6位指名
2026年04月24日(金) 11:13
ドラフトボードを積極的に駆け上がったカンザスシティ・チーフスが最高評価のコーナーバック(CB)を確保した。
現地23日(木)に幕を開けた2026年NFLドラフトでチーフスは1巡目の指名順を3つ上げることに成功し、手に入れた全体6位指名権でルイジアナ州立大学のCBマンスール・ディレインを指名している。このトレードでチーフスは全体9位、74位、148位の指名権をクリーブランド・ブラウンズに送り、ブラウンズは全体9位指名権を使ってユタ大学のオフェンシブタックル(OT)スペンサー・ファノを指名した。
多くのモックドラフトでチーフスが全体9位指名権でディレインをドラフトすると考えられていたが、ジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチは、今ドラフトで最高クラスと評されるコーナーバックを逃すリスクを犯すことに価値はないと判断したようだ。大学では抜群の安定感を示してきたディレインは、密着マークを得意とする機敏なディフェンダーで、シャットダウンコーナーとしての資質を備えている。
22歳のディレインは大学入学からの3シーズンをバージニア工科大学のバージニアテック・ホーキーズで過ごし、33試合でインターセプト6回、パスディフェンス16回、タックル146回を記録。
その後、ルイジアナ州立大学に転校してFBS屈指のコーナーバックとしての地位を確立。シニアシーズンは11試合すべてに先発し、わずか35回しかターゲットにされない中でインターセプト2回、パスディフェンス11回をマークした。その活躍により、全米最優秀ディフェンシブバックに贈られるジム・ソープ賞のファイナリストとなり、オールアメリカンとオールSECのファーストチームにも選出されている。
ディレインのゲームには大きな弱点がほとんど見当たらない。カバレッジで手を使いすぎる場面はあるものの、それ以外ではさまざまな形でインパクトを残せる存在だ。複数ポジションに並ぶことができ、多様なカバレッジスキームで効率よく機能する。ゾーンでは高いボールトラッキング能力を示し、プレスではフィジカルさも発揮する。フィジカルの強さはキャッチ後にも生きており、確実なラップアップタックルが可能なハードヒッターでもある。確実なタックリングが失われがちなポジションにおいて、この能力は大きな武器だ。さらにプロデーでは40ヤード走4.35秒を記録し、コンバインで計測しなかったことで残っていたスピード面への疑問も払拭した。
万能型のカバーコーナーであるディレインは広いエリアを消し去ることで守備ゲームプランそのものを向上させるレベルに素早く到達する可能性がある。しかもディレインはチーフスにとって理想的な後継者でもある。チームはスターCBだったトレント・マクダフィーをロサンゼルス・ラムズにトレードし、先発だったジェイレン・ワトソンも同じくロサンゼルスへと活動の場を移している。
今年のドラフトでチーフスはセカンダリーに新たなシャットダウンコーナーを加えることになった。
【C】



































