「優秀なQBとパスラッシャーがいればチャンスはある」とチームに自信を見せるパッカーズLBフランクリン
2026年05月18日(月) 11:23
このオフシーズン、グリーンベイ・パッカーズでは多くの戦力が流出した。主力のワイドレシーバー(WR)2人、先発クラスのオフェンシブライン(OL)2人、そして長年守備陣を支えてきた数人の主力選手を失っている。
こうした離脱を補うべく、チームは抜け目のない策をいくつか講じた。その一つが、インディアナポリス・コルツからラインバッカー(LB)ザイール・フランクリンを獲得したことだ。
現地15日(金)に放送された『The Insiders(ザ・インサイダーズ)』に出演したフランクリンは、3月のトレードを前にコルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードから移籍先の選択肢を与えられたと明かした。そして、パッカーズに惹かれる要因はいくつもあったと話している。
「まずはクオーターバック(QB)だ」とフランクリンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロに語った。
「ジョーダン・ラブには、君がグリーンベイに来た一番の理由だと伝えた。実績のあるフランチャイズQBがいない組織に行くつもりはなかった。彼はまさにそれだ。周囲が共に戦いたいと思うタイプのクオーターバックだよ。ロッカールームでの振る舞いも素晴らしく、全力で競い合い、常に向上しようと努力している。QB1が自身の姿勢で全員のレベルをあれほど引き上げているのを見るのは、本当に久しぶりだ。見ていて最高だよ」
「それに、このチームには地球上で最高の守備選手の一人であるマイカ・パーソンズもいる。優秀なクオーターバックとパスラッシャーがいれば、チャンスはある。このチームの選手たちは次のステップに進む準備ができていると思う。俺は彼らを導く手助けをするつもりだし、グリーンベイにロンバルディトロフィーを持ち帰るために自分の役割を果たすつもりだ」
フランクリンが加入したパッカーズは、まさにスーパーボウル制覇の野望を抱いているチームだ。しかし、ここ2年間はシーズンの最終盤で手痛い失態を演じている。2024年シーズンは3連敗を喫してワイルドカードラウンドで敗退し、2025年には5連敗でシーズンを終えている。
現在29歳のフランクリンは、LBクエイ・ウォーカーに代わる、低コストながら実績十分な後釜として、過去の失敗を払拭するためのピースとして期待されている。昨シーズンはパフォーマンスを落としたものの、その前年にはリーグ最多のタックル173回を記録してプロボウルに選出されている。また、8年過ごしたコルツを離れることになったが、新天地の組織内には以前からのつながりもあり、フランクリンにとって追い風となるだろう。
守備コーディネーター(DC)ジョナサン・ギャノンは、フランクリンがコルツに在籍した最初の3年間、同チームでコーナーバック(CB)コーチを務めていた。フランクリンは、ギャノンが導入を約束している“速くてフィジカル”なスタイルに期待を寄せている。
「俺たちはいつも、ゲームに対する純粋な愛やメンタル面での考え方、そしてこのレベルで戦い抜くために何が必要かという話題で意気投合していた」と、フランクリンはギャノンとの関係について述べている。
「J.G.は俺がフットボールを愛していることも、毎日全力で取り組んで競い合うのが好きなことも分かってくれている。(ゼイビア)マキニーからマイカに至るまで、あらゆるポジションに才能がそろうディフェンス陣で、俺たちは本当に特別なものを作り上げようとしている。今年の秋にどんなチームに仕上がるのか、今から楽しみだ」
また、フランクリンがパッカーズで急成長中のLBエドジェリン・クーパーとコンビを組むのはこれからだが、昨年のトレーニングキャンプ中に行われたコルツとパッカーズの合同練習を通じて、2人はすでに交流している。
「去年グリーンベイと合同練習をしたとき、若きエッジ(クーパー)を捕まえて、彼のプレーをリスペクトしていることや、このリーグでいかに成長しているかを伝える機会があった」とフランクリンは振り返る。
「ここ数カ月ほど彼と一緒に過ごして、ワークアウトに取り組む姿勢や身体能力を目の当たりにしたが、プロ9年目にもなると、若手が走り回り、体を曲げたり沈み込ませたりして自在に動く姿を見るのは面白いものだ。彼はものすごく多才で、プレーメーカーだ。トレードが決まったとき、彼に“俺たちが世界最高のコンビになるんだ”と伝えた。それが自分たちに課した基準だし、俺自身に課している基準でもある。そこへ到達するために、これからも共に努力し、競い合っていく」
今のところ、フランクリンにとっての現状はきわめて明るい。パッカーズには司令塔としてラブがおり、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から復帰すればエッジラッシャーの要となるパーソンズが控え、守備の各レベルには実績のある選手がそろっている。
もっとも、ラブの時代になってからの数年間、パッカーズは常にこうした戦力を抱えながらも、頂点への突破口を見出せずにいる。やや過小評価されている感はあるものの、今回のフランクリンの加入が、今度こそチームを変える決定打になるかもしれない。
「この組織にいられること、豊かな歴史と輝かしい未来を持つチームの一員になれたことに感謝している」とフランクリンは語った。
「ここにはたくさんの才能とポテンシャルがある。だが、それを結果に結びつけるためには、毎日一つひとつ積み上げていかなければならない」
【R】



































