リリースを希望するレッドスキンズRBジョーンズ
2017年06月15日(木) 13:52どうやらランニングバック(RB)のマット・ジョーンズはワシントンの地を去りたいようだ。
ジョーンズの代理人を務めるハドリー・エンゲルハードは現地14日(水)、報道関係者に対して本人に代わって “ごく丁寧に” 同選手のリリースを談判したことを明かした。同代理人はジョーンズが退団を希望する理由を“このチームでは彼に希望がない”からだとも語っている。
コーチ陣からは2017年の攻撃プランに組み込まれていないことを言い渡されているジョーンズだが、今もワシントン・レッドスキンズのロースターに名前が登録されている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・シルバーによれば、ジョーンズはヘッドコーチ(HC)のジェイ・グルーデンからチーム5番手のRBだと伝えられて今月を迎えたとのことだ。デプスチャート上でロブ・ケリーや新人サマジェ・ペリーンに追い越されたジョーンズは、月曜日の全員参加型ミニキャンプに姿を見せている。
エンゲルハードは「もう先に進みたいところ。われわれは(球団社長のブルース・アレンが)マットの未来を明るく照らし、紳士的な判断でマットをリリースしてくれることを望んでいる」と、クライアントであるジョーンズに対する潔い結論を要求している。
レッドスキンズがジョーンズのトレードを画策している可能性もあるが、じきに放出される選手だと知って同選手の獲得に動きだすチームがいるとは考えにくい。過去の2年間ではある程度印象に残るような活躍を見せてきた3年目のジョーンズだが、ゲームの重要な場面でのファンブルも多かったためにグルーデンHCによってチームの隅に追いやられてしまった。
まだ24歳のジョーンズが次なるプレー先を見つけるのはそう難しい話ではなく、低迷するチームに加入した場合には先発を任されてもおかしくはない。ただし、その可能性はワシントンにはないのだ。あとは“いつ”その移籍が実現するかだけだ。