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パンサーズ、期待の新人RBマカフリーが練習参加

2017年06月16日(金) 10:19


カロライナ・パンサーズのクリスチャン・マカフリー【AP Photo/Chuck Burton】

現地15日(木)、カロライナ・パンサーズの新人ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーがミニキャンプに初参加した。

2017年ドラフト1巡目指名のマカフリーは4学期制を敷くスタンフォード大学での学業を終えるまでの間、OTA(チーム合同練習)と2日間のミニキャンプ参加が制限されていた。今回、水曜日に大学の全授業を終えた同選手はパンサーズ本拠地のシャーロットへと向かい、その翌日にはフィールドで元気な姿を見せている。

チームの公式サイトを通じ、マカフリーは「チームが練習しているというのに自分だけ参加できないのはつらかった。だけど、ルールには従う必要がある。ここに戻って来られたことをうれしく思っている」と述べた。

パンサーズ公式サイトによれば、すぐに本格的な練習を開始したマカフリーはキックのカバレージ練習や5番手としてRBポジションの練習に参加し、その中ではワイルドキャットのフォーメーション練習さえも行ったようだ。全体8位指名のマカフリーはフィールド上でのあらゆる練習に順応できていると語っていた。

「ダイナミックな動きができればできるほど、コーチや自分、そして、チームにとってプラスになるだろう。やれと言われたことは何だってやる。たくさんの場面で起用されることを望んでいるが、それは俺が決めることではない」

マカフリーにはサードダウンRB、スロットでのパスキャッチ、リターンマン、エンドアラウンドのおとりなど、多くの役割での即座の活躍が期待される。チームも同選手がいかなる場面でも活躍できると踏んでいるからこそ、今まで練習に参加できていなかった選手を初日からフル活用しているのだ。

ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラと攻撃コーディネーター(OC)マイク・シュラの2人が、新たな攻撃の武器となるマカフリーがスパイクを履いて練習する姿をたった1日しか見られなかったのは何とも残念なことだ。だが、木曜日の報道から想像するに、コンディションが万全な同選手はトレーニングキャンプから全開で練習に臨むことができそうだ。

【その他、現地15日までに判明している各チームのミニキャンプ情報】

1.肩の手術を行ったため、いまだオフシーズンの練習には参加していないカンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは、来月のトレーニングキャンプからの復帰に照準を合わせている。

2.今年3月に足首の手術を行い、ここまでのオフシーズンをリハビリに充ててきたミネソタ・バイキングスのRBラタビアス・マレーは、トレーニングキャンプ初日から復帰する可能性が高い。

3.デンバー・ブロンコスが期待する若手ディフェンシブタックル(DT)アダム・ゴトシスが軽傷を負った。15日、同チームは2年目のゴトシスが関節鏡視下手術を行ったことを明らかにしたものの、トレーニングキャンプ初日には復帰可能と予想されている。

4.足の故障に苦しんでいるテネシー・タイタンズのラインバッカー(LB)ケビン・ドッドだが、既に全速力でのダッシュを行っており、トレーニングキャンプまでには復帰する見込み。

クオーターバック(QB)マーカス・マリオタ(足)はチームを離れてリハビリに専念する模様だが、タジェイ・シャープ(足)、カール・クルグ(アキレス腱)、シルベスター・ウィリアムス(足首)はしばらくの間チーム施設に残るとのこと。

5.過去2年間はライトガード(RT)としてプレーしてきたタンパベイ・バッカニアーズのアリ・マーペットがセンター(C)の練習に取り組んでいる。ダーク・コッターHCによれば、この“実験”は今のところ順調に進んでいる模様。

6.ボルティモア・レイブンズのTEマックス・ウィリアムズ(膝)がトレーニングキャンプ初日までに復帰できるかどうかは微妙な様子。同チームはすでに故障したTEデニス・ピッタを放出している。ウィリアムズは先発の座をベンジャミン・ワトソン、ニック・ボイル、ダレン・ウォーラー、クロケット・ギルモアと争うことになる。

7.シアトル・シーホークスのコーナーバック(CB)デショーン・シードがシーズンの開幕戦に間に合わなそうだ。先シーズンは15試合中15試合に先発を果たしているシード。今オフシーズン、膝に故障を抱えていることを知りながらもシーホークスは同選手との再契約を交わした。現在は順調に回復しているシードだが、開幕戦の欠場は濃厚だ。

8.ロサンゼルス・ラムズは15日、3年目のQBディラン・トンプソンをウェイバーにかけた。同チームに残るQBはジャレッド・ゴフとショーン・マニオンの2人のみとなった。