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バイキングスQBブリッジウォーターが約1年ぶりのロースター入り

2017年11月13日(月) 11:42

ミネソタ・バイキングスのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/Alex Brandon】

現地12日(日)、ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターがアクティブロースター入りした。

昨夏の練習中に膝の大ケガを負い、今後のキャリア自体が心配されていたバイキングスのQBブリッジウォーターが12日に行われたワシントン・レッドスキンズ戦でついにアクティブ登録された。バイキングスの試合でブリッジウォーターがアクティブロースター入りしたのは実に672日ぶりのこと。試合前に国歌斉唱を行った後、『FOX』のカメラはこぼれる涙をタオルで拭い、目頭を押さえるブリッジウォーターの姿をとらえていた。そばを通るチームメイトらもベンチに座るブリッジウォーターに対して激励の言葉を送っていたようだ。

38対30で勝利を収めた試合後、ブリッジウォーターは「国歌斉唱中に仲間の隣にこうして立つことができ、感情が抑えきれなくなった。エンドゾーンでお祈りした後、サイドラインでは思わずちょっと叫んでしまった。本当に、ようやくここまで戻って来たという感じ。今日は自分の人生で最高の日かもしれない。このチームだからこそかとも思う。しかも、俺たちは今日も自分たちの仕事をし、勝利を収めたんだ。アウェイでも勝ち続ける必要があった」と述べた。

昨年はレギュラーシーズン開幕前の練習で膝を故障したブリッジウォーターはバイキングスの将来を支える若きエースQBとして考えられていたが、複数の靭帯(じんたい)断裂と脱臼、その他の内部損傷によってその構想は頓挫に終わっていた。ブリッジウォーターのキャリアが幕を閉じるのにも十分大きな故障だとうわさされることもあったほどだ。

今やそんなブリッジウォーターがフィールドに戻ってきた。今季中にブリッジウォーターが出場する可能性も現実的に高まっている。12日、ブリッジウォーターはまた新たな一歩を踏みだした。

【S】