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「マカドゥーHCは今季続投」とジャイアンツオーナー

2017年11月14日(火) 09:26


ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング【AP Photo/Joe Mahoney】

ニューヨーク・ジャイアンツが勝ち星の無かったサンフランシスコ・49ersに黒星を喫してから1日がたたないうちに、チームのオーナーは今季終了まで内部改革を行う意向はないと語った。

ジャイアンツの共同オーナーであるジョン・マーラとスティーブ・ティッシュは声明の中で「(ヘッドコーチ/HCの)ベン・マカドゥーがわれわれのヘッドコーチであり、われわれのサポートがある。チームは今、極めて残念なシーズンの真っただ中にいる。今季のパフォーマンスは、特にここ2週間において言い訳のできないもので、フラストレーションがたまる内容だった。ファンも一緒になって嘆いていることに感謝する一方、われわれチームの人間が一番落胆しているのは間違いない」と述べている。

声明文には続けて、「われわれのプランはいつもと同じ。シーズン途中にとやかく言うことはしない。シーズンが終わった後で反省点を見つけることがわれわれの責務であり、2017年全体を振り返り、チームを改善するためには何が必要であるかを見極める予定だ」と記されていた。

プレシーズン中にはスーパーボウルも狙えるとの評価を得ていたチームがわずか数週間でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の底辺へと沈んだ以上、マカドゥーHCの手腕が疑問視されるのも当然の話だ。シーズン第10週、多数の故障者を抱え、不調なクオーターバック(QB)イーライ・マニングの冴えないパフォーマンスで49ersに初白星を献上してしまったチームには、これ以上悪くなりようがないはずだ。

ジャイアンツ低迷の要因だとしてマカドゥーHCが集中砲火を浴びるのは仕方のないことだが、ラポポートを含む複数の情報筋からは先月、マーラとティッシュがシーズン終了まではコーチ陣の改革を行わない予定だと断言していたとの報道がなされている。

1勝8敗となったジャイアンツには来季へとつなげるために残りの試合で全勝を目指す以外の目標はない。それが今、マカドゥーHCに残された唯一の仕事と言ってもよさそうだ。