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カーディナルスGMカイムが2022年まで契約延長

2018年02月13日(火) 10:22


アリゾナ・カーディナルスの本拠地ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム【Gene Lower via AP】

新ヘッドコーチ(HC)スティーブ・ウィルクスの就任を受けて組織内部の安定を求めたアリゾナ・カーディナルスが現地12日(月)、ジェネラルマネジャー(GM)スティーブ・カイムとの契約を2022年まで延長したと発表した。

カーディナルス社長のマイケル・ビッドウィルは声明の中で「カーディナルスのGMとしてスティーブのパフォーマンスや彼がこれまでに成し遂げてきたことは皆さんもご存知の通りだろう。過去5年を通したチームの成功において、彼の役割は信じられないほどに大きかった。この新契約がチームをさらなる成功へと導くと信じており、そうなると思うと胸が高鳴る」と語った。

カイムGMの契約は2018年シーズンを最後に期限が切れる予定だったが、チームは2019年シーズンの選択権を保持していた。

この新契約によって、カイムGMと同じく2022年までの契約を交わした新HCウィルクスとの結びつきが強まったとも言えよう。

カイムGMはカーディナルスでの20年目を迎えようとしている。2006年からカレッジスカウト部長を務め、2008年には選手人事部長、2012年には選手人事副社長を務めたカイムは、2013年にGMへと昇格を果たした。

カイムGM政権下のカーディナルスはレギュラーシーズンで49勝30敗1分けを記録しており、勝率6割1分9厘という数字は2013年以降のNFLの中でも7位にランクインしている。また、チーム史を振り返ったとき、5年を通して49勝をマークしているのはカイムGM指揮下でしかない快挙となっている。

オフシーズンへと突入する中、今後の未来予想図を正確に描くため、カイムGMには下さねばならない多数の決断が待ち受けている。一番重要な事項はやはりカーソン・パーマーの引退を受けたクオーターバック(QB)ポジションの問題だろう。チームにとってはラリー・フィッツジェラルドが来季も現役続行を宣言するかどうかも非常に重要な問題となっている。さらに、カイムGMにとってはエイドリアン・ピーターソンとの今後の契約もいささか頭を悩ませる事項となっているはずだ。

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