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チーフス一筋の大ベテランLBジョンソンがFAに

2018年02月14日(水) 12:42

カンザスシティ・チーフスのデリック・ジョンソン【AP Photo/David J. Phillip】

カンザスシティ・チーフスがデリック・ジョンソンに別れを告げる。

チームは現地13日(火)、来月14日にリーグ新年度が始まると同時に契約が無効となるベテランのラインバッカー(LB)ジョンソンがフリーエージェント(FA)になると発表した。

チーム会長兼CEOのクラーク・ハントは声明の中で次のように語っている。

「近年において、デリック・ジョンソン以上にこのチームで功績を残した者はほとんどいない。献身的な働きや試合への情熱がジョンソンをチーフスの中でも最も生産的なディフェンシブ選手として成長させ、さらにはロッカールーム内だけでなく、リーグ全体からも尊敬を集める選手へと成長させた。過去13シーズンにわたり、チーフスを代表する高潔かつ、優秀な選手であり続けた彼が今後もチーフスファミリーのメンバーであることに変わりはない」

2005年ドラフトの全体15位で指名を受けた35歳のジョンソンはカンザスシティの地で13年もの時を過ごした。チーフスのメンバーとしてプロボウルも4度経験したジョンソンはチーム歴代1位なる1,262テイクダウンを積み上げ、27.5サックと14インターセプトもマークしている。

チーフスを離れることになったジョンソンはこのように述べた。

「これまでの全てのキャリアをカンザスシティ・チーフスで過ごせたことを神に感謝している。長年にわたって多大なるサポートをしてくれたハント家やコーチ陣、チームメイトたち、そして、スタッフの皆に感謝を伝えたい。カンザスシティが大好きだし、ここのファンも最高だ。彼らはいつだった自分の味方でいてくれた。大好きな場所で13年間もプレーできたことを心から感謝している」

「まだ試合が大好きだから、あと数年はプレーしたいと思っている。ただ、最後はカンザスシティ・チーフスのメンバーとして引退したいとも考えている。チーフスのチームメイトが恋しくなるだろう。彼らとは何年も一緒にプレーし、共にビッグプレーを生み出してきた仲だ。NFLの中で一番元気の良いファンたちのためにも、彼らがいつかチャンピオンシップをホームに持って帰ることを願っている」

2017年シーズンに845スナップをプレーしたジョンソンであれば、ローテーションで回すことが可能なベテランの守備選手を欲するチームから次のチャンスを与えられる可能性は十分にあるはずだ。

ジョンソンの放出は来季に向けて若手選手の起用へとシフトチェンジを目指す中で、チーフスが守備陣の若返りを図るために取った最初の改革でもあった。

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