昨季は“最高のシーズン”とバイキングスQBブリッジウォーター
2018年02月20日(火) 10:472017年シーズン、ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)デディ・ブリッジウォーターは2パスを投じて成功なし、出場した試合も1ゲームのみとなっていた。それでもブリッジウォーターは2017年シーズンを自身のキャリアの中でも最高のシーズンだったと振り返っている。
ブリッジウォーターは『ESPN』のコートニー・クローニンに対して「今季はお気に入りのシーズンになった。あまりプレーはできなかったけどね。今シーズンは自分のメンタルにとってはタフだった。あそこに出てプレーしたいと心から思ったし、仲間と一緒に戦いたいとも思った。けれど、自分の役割は違う形になった。彼らの心の支えになる必要があったんだ」と打ち明けた。
続けてブリッジウォーターは「違った役割だったが、自分はそれを受け入れた。負けず嫌いだから抵抗もあったけどね。でも、今季はかけがえのないものになった」とも語っている。
2015年シーズンのプレーオフ以来、ブリッジウォーターには先発出場がない。2016年のレギュラーシーズンが始まる前、ブリッジウォーターの膝には大きなアクシデントが発生していた。長いリハビリを経て今季に復活したブリッジウォーターは、シーズン第15週に登場して2回のパスを投じた。
先シーズンのほとんどの期間を故障者リスト上で過ごしたことが新人契約に影響を及ぼさなければフリーエージェント(FA)となる25歳のブリッジウォーターは、その他FA選手の中でも群を抜いて注目を集めることだろう。
バイキングスは故障する前のブリッジウォーターを将来のフランチャイズQBとして見ていたが、チームが今も以前と同様の目で見ているかどうかは不透明だ。
ブリッジウォーター自身はまだ、自分がNFLで先発できると考えている。そのプレー先がバイキングスなのか、あるいは、他のチームであるのかは定かでない。
ブリッジウォーターはこのように語っている。
「もっと良い選手になることだけに集中している。オフシーズンはその時が来た時に備えてもっと強くなろうと思う。フットボールをプレーする準備は整っている。今は何が最高かって言うと、やっと夢を実現させることができるようになったということさ。来季はちゃんとフットボールをプレーできるんだ」
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