独占権FAとして身動きの取れないブラウンズWRゴードン
2018年02月22日(木) 13:38昨シーズンは終盤にかけての5試合に出場したクリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンが純粋なフリーエージェント(FA)となるにはまだ時間がかかりそうだ。
ゴードンは制限付きFAとしてではなく、独占権FAとして2018年度を迎えることとなる。これは情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたものだ。
実際のところ、ゴードンは“フリー”とは程遠い状況下にいる。ブラウンズが独占権を保持しているため、ゴードンが他チームと交渉することは不可能。ブラウンズがクオリファイングオファーを提示した場合、ゴードンに残された選択肢はそのテンダーにサインするか、もう1シーズンを棒に振るかの2択となる。
現在はFA権獲得に向け、少なくとも6試合でロースター入り、もしくは故障者リスト入りしている選手のみがシーズンに在籍していたとみなされるため、ゴードンのオープン市場への道のりは4年前と何ら変わっていないと言えよう。2年目となった2013年シーズンの以来、ゴードンの出場試合数は2014年が5試合、2015年と2016年シーズンがゼロで、昨季も5試合にしか出場していない。
リーグ規定違反となる薬物使用によって出場停止処分が下されていたゴードンは、2020年シーズンが終了するまで無制限FA権を得ることはない。ドラフト2巡目指名を受けた選手にとしては、通常の倍の期間を要することになる。
長期離脱したとは言えリーグで最も才能のあるレシーバーを保持し続けたブラウンズは、2018年度も安い価格でゴードンを残留させることができるばかりか、2019年も他の全てのオファーに対抗することが可能だろう。
【S】