パンサーズはKガノにフランチャイズタグを付与か
2018年02月23日(金) 11:17キッカー(K)グラハム・ガノがカロライナを離れることはなさそうだ。
カロライナ・パンサーズがKガノに対してフランチャイズタグを付与する可能性が高まっている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地22(木)、チームがガード(G)のアンドリュー・ノーウェルではなく、今季で4年契約が切れたパンサーズ6年目のガノにタグ付けする意向だと報じた。
2012年から毎年上昇しているKに対するタグ付け額は2017年に約480万ドル(約5億1,000万円)にまで到達した。前契約下でガノは1年平均310万ドル(約3億3,000万円)を受け取っている。
チームがKに対してフランチャイズ指定を行う事例は多くないが、ガノは5人のKがタグ付けされた2012年以降で4人目のフランチャイズ指定Kとなりそうだ。最近の話では、ボルティモア・レイブンズが2度オールプロに選出されたジャスティン・タッカーを2016年にタグ付けした。その後、タッカーはレイブンズと4年契約を結んでいる。
30歳のガノはオールプロの選手ではないものの、昨季には初めてプロボウルに選出された。2017年度にはフィールドゴールでリーグナンバーワンとなる96.7%の成功率を叩き出している。
一方で、リーグトップクラスのGと称されるノーウェルがフリーエージェント(FA)市場に出れば引く手あまたとなることは間違いないだろう。ラポポートはパンサーズができる限りノーウェルをチームに残留させたい意向であるとも報じているが、オフェンシブライン(OL)マンへの1,400万ドル(約15億円)を超える高額なタグ付け額はガードよりも、むしろタックル(T)に対する額となっている。タックルに対する金額でノーウェルを残留させざるを得ないこの状況が、パンサーズにとって非常にネックとなっているようだ。
昨季のノーウェルは1年270万ドル(約2億9,000万円)のサラリーだった。リーグで最も高額な平均年俸を得ているGはクリーブランド・ブラウンズのケビン・ザイトラで昨年に5年6,000万ドル(約64億円)の大型契約を結んでいる。ノーウェルにタグ付けする場合、ザイトラと同程度の契約を望むはずだ。