NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地26日（月）、情報筋の話を元に、コミッショナーのロジャー・グッデルとNFLがダラス・カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズに対して先シーズン分の裁判費用を支払うよう要求していることが分かったと報じた。

ラポポートによれば200万ドル（約2億1,000万円）を超えるこの支払いはメンバークラブが負った費用の返済金であり、エゼキエル・エリオットが受けた6試合出場停止処分を争った訴訟や、ジョーンズによるグッデルコミッショナーの契約延長交渉の妨害工作に関連したものだという。

ラポポートは『Twitter（ツイッター）』で次のように投稿している。

「NFLとカウボーイズオーナー、ジェリー・ジョーンズの間の真実：制裁金ではなく、メンバークラブが負った費用の返済金である模様。その額2億円以上とのこと。この解決策は20年以上も前から示されてきた。グッデルはオーナー陣との協議の上でこのように動いた」

この動向については『The New York Times（ザ・ニューヨーク・タイムズ）』が26日に最初に報じた。

カウボーイズは『NFL.com』からの取材に対してコメントを拒否している。

昨シーズン、ジョーンズオーナーはグッデルコミッショナーの新契約締結を遅らせようと試み、また、リーグ規定の行動規範に違反したとしてエリオットが6試合の出場停止処分を受けたことに対する怒りを露骨に発言することも多かった。

結局、グッデルコミッショナーは昨年12月に契約延長を行い、エリオットも2017年のほとんどを費やした長期にわたる訴訟プロセスを経て出場停止処分を全て受け入れることとなった。

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