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双子のNFLプレーヤー誕生か、コンバインでLBシャキーム・グリフィンが猛アピール

2018年03月05日(月) 12:57

セントラルフロリダ大学のシャキーム・グリフィン【AJ Mast via AP Images】

先週末、NFLスカウティングコンバインに登場したセントラルフロリダ大学のシャキーム・グリフィンがスカウト陣をうならせた。左手のハンディキャップをものともせず、コンバインを通じて好パフォーマンスを披露し続けたラインバッカー(LB)シャキームは40ヤード走を4.38秒で駆け抜け、スカウト陣だけでなく、NFLで活躍する多くの選手たちをも魅了している。

現在、シアトル・シーホークスで活躍するコーナーバック(CB)シャキール・グリフィンは彼の双子の兄だ。弟のシャキームは胎児期のアクシデントで左手首から先を失ったものの、一般人と変わらぬ生活を続け、昨年のドラフトでシーホークスから3巡目指名を受けたシャキールと共に幼少期からフットボールを始めた。セントラルフロリダ大学ではハンディキャップの影響もあり、なかなかチャンスに恵まれなかったシャキームだが、チーム体制の変化に伴って2016年からアウトサイドラインバッカー(OLB)として先発し始める。ついにチャンスを得たシャキームはすぐさまその実力を発揮し、同年にアメリカン・アスレチック・カンファレンスの年間最優秀守備選手賞に輝き、昨シーズンには2年連続となるオールカンファレンスのファーストチームに選出された。先にプロ入りした兄の後を追うシャキームは今や2018年ドラフトの上位指名選手となる可能性が高い。

兄シャキールは「みんな4.6秒くらいを予想していたはず!!!! #AgainstAllOdds @Shaquemgriffin」とつぶやいた後、「自分とシャキームが隣同士で立つ姿を想像できる? みんな絶対見てみたいはずさ!!」ともコメントしている。

他にも、コンバインでのグリフィンのパフォーマンスをNFLプレーヤーらが『Twitter(ツイッター)』を通して絶賛している。

「4.38秒の男だ!# ShaquemGriffin」と投稿したのはパトリック・マホームズ。

デンゼル・ペリーマンは「彼は風のように速い」と称した。

リチャード・シャーマンは「もしシャキーム・グリフィンが最初の2日間で指名されなかったらシステムの故障だろうね。コンバインでのパフォーマンスはお見事だった。ハイレベルでの争いでも競り勝っていた」と称えている。

ボン・ミラーは共にプレーしたいとの感情を抱いたようで、「この選手と一緒にプレーしてみたい! 初めまして@Shaquemgriffin」とつぶやいたほか、ブッダ・ベイカーは「なんてことだ!! シャキーム・グリフィンが非公式(編集部訳注:当時)の4.38秒だって!! また競争相手が増えるのか・・!!#Blazin」とコメント。

さらに、脊髄損傷でリハビリに励むピッツバーグ・スティーラーズのLBライアン・シェイジアーは『NFL Network(NFLネットワーク)』を通じ、シャキームについてこのように語った。

「彼はすばらしい活躍をしている。スカウトたちやコーチ陣と話をさせてもらったけど、彼らが出会った時からシャキームは普通の選手になりたがっていたみたいだ。他の選手たちと同じ土俵でパフォーマンスを見て、シャキームが群を抜いたアスリートであり、彼ならすばらしい選手になる可能性があると思った人は多いだろう。俺もリハビリを急がなくてはと思ってしまうよ。リーグで1番速いラインバッカーをこのまま彼にしておいてはいけないからね」

また、J.Jワットが「シャキーム・グリフィンが絶好調だ」と投稿した上、昨年のコンバインで40ヤード走の最速記録を塗り替えたタイリーク・ヒルは「非常に感銘的だ」とつぶやいている。

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