投票前にキャッチングルール改正の変更案が開示
2018年03月22日(木) 12:30
キャッチングルール改正に向けた動きがまた1つ大きく前進した。
NFL審判部の上級副社長アル・リバーロンは現地21日(水)、競技委員会がキャッチングルールの文言をより簡易化する方向で動くと発表した。来週開催される年次リーグミーティングの中で変更案が提示されるようだ。
提案されたキャッチングの定義案はこちらだ。
1.ボールをコントロールすること
2.両足の着地、もしくは、その他部位が地面に接すること
3.以下のフットボール上の動きをすること
・3歩目のステップ
・ライン・トゥ・ゲインへ到達あるいはこれを延ばす動き
・もしくは、これらのアクションを行うだけの能力のある動き
提案された中でもカギとなる変更点は地面へ倒れ込みながらのキャッチに関するルールが削除されていることだろう。このフラストレーションの溜まる文言によってジャッジが覆ることが多々あり、これをよく象徴しているのが2014年度のプレーオフ、グリーンベイ・パッカーズ戦でダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントのキャチ判定が覆ったプレーや、先シーズンにピッツバーグ・スティーラーズのタイトエンド(TE)ジェシー・ジェームズが記録したかに思われたタッチダウンがパスインコンプリートとされたプレーだ。
提案された変更案が全てのグレーゾーンを削除しているわけではなく、混乱や議論の余地を招くコールが完全に消滅するというわけでもないだろう。また、この変更案がレシーバー陣らにさらなる混乱を生じさせる可能性もある。しかしながら、ファンや選手、コーチをもいら立たせるキャッチングルール問題の解決を試みるリーグにとって、今回の動きは大きな第1ステップとなるに違いない。
リバーロンは『Twitter(ツイッター)』に次のように投稿した。
.@NFL Competition Committee proposal noted in the previous tweet simplifies the catch process & allows for plays such as the @DezBryant (2014 post-season) and @JJames18_ (2017 season) to become catches. pic.twitter.com/K2caIndpGZ
— Al Riveron (@alriveron) 2018年3月21日
「前回のツイートに示されたNFL競技委員会による提案はキャッチングプロセスを簡易化し、デズ・ブライアント(2014年度ポストシーズン)やジェシー・ジェームズ(2017年シーズン)らによるプレーがキャッチとみなされるようにする」