「QBブリーズはパス記録歴代1位に値する」と元QBペイトン・マニング
2018年06月25日(月) 11:04
インディアナポリス・コルツ、デンバー・ブロンコスで伝説的な活躍をした元クオーターバック(QB)ペイトン・マニングが保持するパスヤードNFL歴代1位の記録更新は時間の問題となりそうだ。
ニューオーリンズ・セインツのQBドリュー・ブリーズは現在、マニングの持つ71,940ヤードというキャリア記録まであと1,496ヤードに迫っている。とんでもないどん底にまで落ちない限り、この記録はブリーズがハロウィーン頃までに塗り替えるだろう。
地方ニュースサイト『NOLA.com(ノーラ.com)』によると現地22日(金)、年1回開催の”マニング・パッシング・アカデミー“の場でマニングは「(ブリーズが記録を破るのは)時間の問題だとも思わない。ただ、それが何月何日になるかということさ。彼はそれに値する選手。彼は長期間にわたってすばらしい活躍をし続けてきた」と話している。
ブリーズはセインツでの12シーズンを通じて1試合平均305.8ヤードをマークしてきた。つまり、このままのペースでいった場合、ブリーズはシーズン第5週のワシントン・レッドスキンズ戦(マンデーナイト)でマニングの記録を更新することとなる。
マニングの歴代1位の記録が更新される瞬間がスーパードームでTV放送されれば、ブリーズ自身と、ブリーズが2006年以来“ホーム”と呼んできたニューオーリンズにとって特別な瞬間となるだろう。セインツと契約を交わした時がヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンとブリーズによる“クレセント・シティ” (三日月の街、ニューオーリンズ)の先例のない黄金時代の幕開けともなった。
スーパーボウル制覇を1度、プレーオフに6度出場、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを4度獲得しているブリーズは、街の歴史上でも最も重要な人物の一人となっている。
マニングも言うだろうが、それらの偉業達成は真なる偉大さを示している。個々のスタッツが良かったとしても、勝利が伴わなければあまり深い意味をなさないのだ。
マニングは最後にこうも述べていた。
「ドリューが同じように感じているのは知っている。個人記録のために戦っているわけではない。ドリューは究極のチームプレーヤーなんだ。チームの勝利だけがすべてとなる。たとえそれらの記録を塗り替えようとも、チームがその日勝てなかったとしたらあまり大きな意味を持たないだろう」
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