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カーディナルスWRカーク、先発QBはブラッドフォードと予想

2018年06月29日(金) 13:54

アリゾナ・カーディナルスのクリスチャン・カーク【Ben Liebenberg via AP】

アリゾナ・カーディナルスの新ヘッドコーチ(HC)スティーブ・ウィルクスによる、全ポジションのレギュラーを競わせるという方針は、新人クオーターバック(QB)ジョシュ・ローゼンがいきなり先発職を手にする可能性をもオープンにしている。

ローゼンには来たる8月に力強いパフォーマンスを見せる機会が与えられる一方、ウィルクスHCは健康なサム・ブラッドフォードを先発QBに据える方向である考えを明らかにしてきた。

現地27日(水)、『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』のインタビューで新人ワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークは、コーチングスタッフの意向はシーズン第1週のQBをブラッドフォードで行く方向になっていることを示唆していた。

「正直なところ、コーチたちが言ったことや彼らの見方から判断すると、サムが先発になる可能性はかなり高いと思う。けど、何が起こるかは分からない。トレーニングキャンプではジョシュにもたくさんの機会があるし、彼にもまた、持っている実力を証明するチャンスがあるだろう。どちらの可能性もある気がする。ジョシュが第1週の先発になったとしても、いずれにせよ、2人のQBはチームを良い方向に導き、多くの勝利を手にするはずだ」

カーソン・パーマーの引退を受けてQBを強く欲していたカーディナルスは、攻撃コーディネーター(OC)マイク・マッコイの攻撃陣を活性化させようと故障しがちでリスクのあるブラッドフォードを獲得した。買い手市場の中、トレードアップによってローゼンを指名するチャンスを得たものの、チームは今季以降の将来を安定化させる義務を感じている。

2018年のドラフト1巡目指名QBの中でローゼンが最も早くNFLに対応可能なQBだったとしても、ウィルクスHCはブラッドフォードが“現時点でのビジネスで最良の選択肢の1つ”との考えを貫いてきた。

ウィルクスHCだけがそう感じているわけではない。オールプロのテールバック(TB)デビッド・ジョンソンもまた、今季のブラッドフォードが健康な状態を維持できれば、チームがリーグトップクラスの攻撃陣を誇る可能性は高いと信じている。

8月中に起こるブラッドフォードとローゼンの先発争いは注目すべきイベントだ。ローゼンはすでに攻撃陣を指揮する能力を披露し、チームメイトやコーチ陣からも高い評価を得ている。ただし、トレーニングキャンプやプレシーズン中にブラッドフォードの評価を完全に追い抜けなければ、元UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のスターQBはプロ初のレギュラーシーズンをベンチでスタートすることとなりそうだ。

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