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ビルズRBマッコイが家庭内暴力疑惑を否定

2018年07月11日(水) 11:36


バッファロー・ビルズのルショーン・マッコイ【AP Photo/Gail Burton】

バッファロー・ビルズのランニングバック(RB)ルショーン・マッコイが現地10日(火)、ソーシャルメディアに投稿された画像がきっかけとなって生じた家庭内暴力疑惑を強く否定した。

マッコイは自身の『Instagram(インスタグラム)』を通じて「念のために言っておく、それは俺に対するまったく何の根拠もない攻撃的な主張で完全なる誤りだ。さらに、ここ数カ月以内に関わった人に対して直接的な接触を行ったことなどない」と語った。

未特定のユーザーがインスタグラム上にマッコイの元恋人だとするデリシア・コードンの血だらけであざだらけになった画像を投稿した数時間後に、今回のマッコイのメッセージが投稿された。インスタグラムのアカウントが非公開となる前に削除されたその投稿にはマッコイがコードンの負傷原因であるとのメッセージも記されていた。

裁判所の記録によると、ここ最近のマッコイは10日早朝に発生したこの事件の舞台となったジョージアにある家からコードンを追い出そうとしてとされている。ただし、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると10日早朝、マッコイはマイアミ周辺で今月25日に開始するビルズのトレーニングキャンプに備えてワークアウトを行っていたようだ。

ビルズは声明の中で「われわれはルショーンと会話し、ナショナル・フットボール・リーグとも連絡を取り合っている。われわれは継続して情報収集を行う」と説明している。

ミルトン警察署は家宅侵入との疑いで事件を調査している。2018年の固定資産税記録によれば、この住宅は“LKM信託契約窃盗”によって所有され、バッファローの郵便住所を持っているとのことだ。マッコイのイニシャルは“LKM(Kamel/カメルはミドルネーム)”である。予備捜査はこの住宅が容疑者から絶好のターゲットとして狙われていたものとし、警察によれば、マッコイの名前は容疑者として浮上していなかったようだ。

警察官は事件のあったとされる住宅に到着するとすぐ、単独の侵入者によって襲われ、特定の物品を要求された被害者を発見した。この女性はすぐさま搬送された地方病院で手当てを受け、無事に退院している。警察によると、住宅にいた2人目の女性は軽症だけで済んだようだ。

第一に発見された被害者が後に搬送された病院内でコードンであると特定された。これは彼女の弁護士であるターニャ・ミッチェル・グラハムによる情報だ。声明の中でミッチェルは、犯人がコードンの手首からブレスレットを奪おうとした際に深い傷を負わせ、さらには銃を持った手でコードンの顔面を複数回にわたって殴打したとも明かしている。

声明文には加えて、コードンと彼女の子供はマッコイと共にこの住宅で2016年10月から暮らしていることや容疑者が無理やり侵入した痕跡は見られなかったことも記載されている。容疑者はかつてマッコイによって贈られた特定の宝石類のアイテムを要求しており、これはマッコイが以前から何度も返却するように求めていたものでもあった。

NFLスポークスマンのブライアン・マッカーシーはリーグがこの問題を“再調査している”と語った。

マッコイが暴行疑惑をかけられたのは今回が初めてではない。2013年にも1人の女性をパーティのバスから追い払う前、当時フィラデルフィア・イーグルスに在籍していたマッコイがその女性に対して暴力を振るったとして訴えられている。マッコイはまた、2016年にもナイトクラブで起きた口論に巻き込まれた際に調査を受けているが、こちらも最終的には無罪となっている。

プロ入りから6年をフィラデルフィアで過ごしたマッコイは今、ビルズの一員として4年目のシーズンに突入している。

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