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GMマッカグナン解任決定の経緯を説明するジェッツオーナー

2019年05月16日(木) 11:32

ニューヨーク・ジェッツのクリストファー・ジョンソン【AP Photo/Seth Wenig】

ジェネラルマネジャー(GM)マイク・マッカグナンを解任すると発表した5時間後、ニューヨーク・ジェッツのオーナーであるクリストファー・ジョンソンは選抜した地元記者と13分間のカンファレンスコールを行い、マッカグナンを突然解任するに至った経緯を説明した。

現地15日(水)、ジョンソンオーナーは当時ヘッドコーチ(HC)だったトッド・ボウルズを解任してから5カ月後、また、2019年ドラフトからは3週間後に突然行われたマッカグナン解任に関する決定について、“非常に熟考し、悩んだ結果”の判断だったと明かしている。ジョンソンオーナーは組織内でのマッカグナンの役割を完全に理解するにつれ、GMのステータスに関する評価が変化していったと説明した。

ジョンソンオーナーは記者に対してこのように述べていた。

「組織をしっかりと見れば見るほど、私は前に進みたいと感じるようになった。内部を深く見通し、特に、このオフシーズンを深く考察した結果、このチームにはどのような欠陥があるのかを理解した。これはシーズン終了直後に下せた決断ではない。トッドに関してはそれが可能だったが、マイクに関しては別だった」

2018年シーズンの終了直後にボウルズのHC職を解いた際、チームがマッカグナンのGM職を解かなかったのは不可解だった。しかしながら、マッカグナンが新HCにアダム・ゲイズを指名し、リビオン・ベルやC.J.モズリーといった著名なフリーエージェント(FA)選手に総額1憶2,000万ドル(約131億円)をつぎ込むとともに、全体3位でクイネン・ウィリアムスを指名したドラフトプロセスをけん引していたこともあり、チームはマッカグナン/ゲイズ体制で進んでいく覚悟を決めているかのようにも見えていた。

だが、その舞台裏でジョンソンオーナーは記者に対し、マッカグナンと新HCの相乗作用が期待していたほど機能してはいないと漏らしていたのだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは15日の朝、ゲイズがベル(4年、5,250万ドル/約57億5,000万円)やモズリー(5年、8,500万ドル/約93億円)との契約に関して言えば、マッカグナンはゲイズHCと意見を異にしていたようだと報じていた。

ジョンソンオーナーは「なぜマイクから袂(たもと)を分かつかに関して、多くの詳細について語る予定はない」と述べ、その報道内容を認めることはなかったものの、マッカグナンの監督下におけるチームはよく頑張っていたともコメントしていた。

兄のウッディが米国の駐英大使の任を受けた後、2017年からジェッツのオーナー職を引き継いだジョンソンは説明の終わりかけに、マッカグナンの解任がGMと新HC間のパワーバランスが問題ではなかったとも述べた。マッカグナンとゲイズHCも、意見の食い違いがあるとの報道は 先週の金曜日に否定している。

ジョンソンオーナーは「マイクだけの問題でなく、アダムだけの問題でもない。今後のチームのことを考えた上でのものだ」と語り、今後もチームの権力構造が変わることはないと明言している。つまり、ゲイズHCと後の新GMは共に、今後もオーナーに直属する形となるということだ。ジョンソンオーナーはまた、ゲイズが新GM探しのプロセスを“アシスト”するとも述べていた。

今後探し出すGM候補者のタイプに関し、ジョンソンオーナーは、GMは“タレントを評価する者”である以上に“戦略的思考を持つ者”であるべきとの持論を展開している。

ジョンソンオーナーは最後に、「これは本当に魅力的な役職だ。良いGMを見つけ出すのに困ることはないだろう。ここにはすばらしいスポットが空いているんだ」とも述べていた。

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