ラムズRBガーリーは膝に問題あれどプレーに影響なしとトレーナー
2019年06月19日(水) 11:41
ロサンゼルス・ラムズはこのオフシーズン、ことあるごとにランニングバック(RB)トッド・ガーリーが昨シーズン末から抱えている膝の問題について深刻な見方を退けてきた。
ガーリーのパーソナルトレーナーであるトラベル・ゲインズは先日『CBS Sports(CBSスポーツ)』のデイブ・リチャードに、ガーリーは大学時代のACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)断裂からくる関節炎に悩まされていると認める一方、プレーには影響ないとしている。
「トッドがジョージアを出てきたときから、彼の膝に関節炎的な要素があることは誰もが知っていた。肩だろうと膝だろうと足首だろうと、あらゆる手術に伴うものだ。彼は5年目を迎えていて、われわれがやっているのはそれを管理することに尽きる。このオフシーズン中に体重を落とし、減量しつつストレングスやショートエリアでの敏捷性を保つことができれば、本当に重要になってくる第14週から第17週で健康状態を保つチャンスが増える」
「今年、少し体重を減らしてプレーするのは彼にとって正しい決断だった。ケガのせいではなく、彼はリーグでも最速の選手の一人だと私が感じているからだ。彼は224(パウンド/約102kg)でプレーする必要はない。218(約99kg)はたった6パウンド減だ。だから、彼の体脂肪を少し減らして、少し体を小さくしてもう少し速く、そして、除脂肪筋肉量という視点で少し大きくなることを私は望んだ。彼は基本的に体脂肪を10%から7%にすることになる」
ガーリーの膝はラムズのオフシーズンの中心的テーマであり、いったん試合が始まれば、シーズン全体でガーリーが体調万全でいられると証明できるまでその状況は続くだろう。
問題はガーリーのプレー時間であり、3巡目で選択したRBダレル・ヘンダーソンによって増えていくガーリーのタッチを減らす計画がラムズのコーチングスタッフにあるのかだ。ゲインズは他のRBが加わることによってガーリーのプレーに影響が出るとの見方を否定している。
「第1週に彼のワークロードを減らすというプランは聞いたことがない。結局、堅実なRBが必要なのであって、彼らは3巡目でホームランタイプのRBを獲得した。去年の試合を見れば、トッドが2から3シリーズはサイドラインにいるのが典型的だった。それが変わるとは思っていない。キャッチできるRBが必要で、ダレルはキャリー平均が9.0ヤードくらいの、ホームランタイプだったと思う」
当然、ラムズが必ずしもガーリーのトレーナーにタッチを減らすプランを伝えているとは限らない。
レギュラーシーズンが始まってガーリーのアクションにラムズのプランが現れるまで、答えは分からないだろう。また、ガーリーの膝の具合についての疑問は開幕後もついてまわるはずだ。
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