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精神面のたるみに厳しく当たるドルフィンズHCフローレス

2019年07月30日(火) 16:07


マイアミ・ドルフィンズ【AP Photo/Lynne Sladky】

ビル・ベリチックの弟子の一人が、期待に沿わないパフォーマンスには即座に笛を鳴らすというスタイルで自らのコーチングキャリアを開始した。

『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』によれば、ドルフィンズの1年目ヘッドコーチ(HC)であるブライアン・フローレスが、日曜日の練習を3度ストップさせ、オフェンス、もしくはディフェンス陣全体をメンタル面でのミスの罰として壁際まで走らせたという。この壁には、違いを生み出すには才能ではなく、一つ一つをきちんとやり遂げることが必要だという精神を表した“Takes No Talent(テイクス・ノー・タレント)”というメッセージが描かれている。

セーフティ(S)T.J.マクドナルドは「今日はきつかった。粉々にされたよ。彼は規律に厳しい。そこにいてはいけない人数がフィールドにいたら、プレスナップでもポストスナップでも、してはいけない。その代償を払うことになる」と語った。

「俺たちは何が期待されているか分かっているから、彼が“壁に行ってこい”と言えば、やっちまったってことなんだ。俺たちは細かい部分にも気をつけなきゃいけない。俺たちだけじゃなく、コーチも、皆がだ。集団として取り組むんだ」

ドルフィンズの選手たちは、古めかしい罰則付きの指導に対して理解を示しているようだ。ラインバッカー(LB)ジェローム・ベイカーは次のようにコメントした。

「全て精神的な部分さ。誰もがそれは厳しいと分かっているけれど、厳しいと言い続けていればもっときつくなるだけ。ただ1日1日を大切にしなければならない。その内部にいるなら、活気づけなければ。きちんとこなさなきゃならない。それがリーダーというもの。雰囲気を作り、全員をまとめなければならない。それは必ずしも一人のリーダーでなくてもいい。フィールドの誰だっていいんだ。お互いに責任を持ち、お互いに助け合っていく」

コーチの手法に対する選手たちの理解がキャンプの最後まで続くかは、今後の展開次第だ。

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