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QBブレイディ、引退の可能性は「かなり低い」

2020年01月06日(月) 02:07

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Charles Krupa】

ニューイングランド・ペイトリオッツがホームでのプレーオフでテネシー・タイタンズに敗れた瞬間、NFL史で最も長く続いた1つの栄華が終わったようにも感じられた。

事実、これはペイトリオッツ王朝の終わりなのかもしれない。だが、トム・ブレイディは2020年もNFLで21回目のシーズンを戦うことに気持ちが傾きつつあると主張している。

20対13で敗れはしたものの、偉大なクオーターバック(QB)の脳裏に引退の文字は浮かんでいない。

「その可能性はかなり低いと思う・・・できればしたくない」とブレイディは述べた。

“TB12″はこれからフリーエージェント(FA)になり、契約上、ペイトリオッツは彼にフランチャイズタグを使用できないことになっている。

ブレイディはチームが2012年以来となるホームでのプレーオフ戦黒星を喫したばかりの状況で、自身の未来について語る気分ではなかったようだ。

「未来のことなんて誰に分かる? そこまでにしておくよ」と彼は述べた。

ブレイディがペイトリオッツの12番以外のジャージーを着ている姿などとても想像がつかない。だが、失意の1年を終えた今のチーム内には近年見られなかった重苦しさが漂っている。

「俺はペイトリオッツを愛している。ここには最高のチームがある」とブレイディは述べた。「これだけの年月、ミスター・クラフトやヘッドコーチ(HC)のベリチックのためにプレーしてきた。彼らと一緒にいられるだけで、俺以上にいいキャリアを過ごせた人は誰もいない。とても幸せだよ。将来がどうなるかは分からないから、予想はしないつもりだ」

ペイトリオッツの今季オフェンスはシーズンを通して見ていられない惨状だった。ブレイディも時に輝きを放つこともあれば、普通の42歳に見えることもあった。1年の大半を通して苦戦したオフェンスラインに、最後まで落ち着かなかったレシーブ陣、ロブ・グロンコウスキーの引退によって開いたタイトエンドの穴は埋まらず、グラウンドゲームでは一貫したトラクションが得られない。確かにブレイディは2019年に多くの仕事をさせてもらえなかった。それでも、彼自身の年齢的な苦戦も顕著だった。

この日のタイタンズ戦もそうだった。ブレイディの最後のパスはワイドレシーバー(WR)モハメド・サヌーの手を離れ、タイタンズのローガン・ライアンにインターセプトリターンタッチダウンを許してしまった。

これが、ニューイングランドでのブレイディの最後のスローになってしまうのはあまりにも悲しい。

彼が戻ってこられたなら、今度こそペイトリオッツは2019年よりも優れたオフェンスを彼の回りに用意しなければならないだろう。


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