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QBブレイディの未来についての話し合いは先のこととペイトリオッツHC

2020年01月06日(月) 12:01


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Elise Amendola】

ニューイングランド・ペイトリオッツは予想外に早くオフシーズンを迎えた。一方、シーズンに終止符を打ったテネシー・タイタンズに対する敗戦から12時間ほどが経過した現地5日(日)朝に報道陣と対面したヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックのコメントは、実に予想通りの内容だった。

チームが2009年以来の早いオフシーズンに入った今、クオーターバック(QB)トム・ブレイディのペイトリオッツでの未来には疑問が生じている。ブレイディはフリーエージェントになる20人のペイトリオッツ選手のうちの一人であり、他にはスペシャルチーマーのマシュー・スレーターやラインバッカー(LB)ジェイミー・コリンズ、カイル・バンノイ、ガード(G)ジョー・サニーがその20名に含まれている。もちろんブレイディのステータスが最初に考慮される要素ではあるものの、今はまだいずれの選手についても将来について話し合う時期ではないとベリチックHCは語っている。

「将来について多くの疑問があるのは確かに分かっている。誰も未来のことを考えてこなかった。皆がマイアミのこと、そしてテネシーのことに集中し、取り組んできたのだから。すべて集中すべきはそこであり、そこに集中してきた。未来に関することは何であれ、いずれかの時点で対処する。確実に今ではない。こういったシーズンの終わり方はいつだって厳しいものだ」

そんな台詞で先制攻撃に出たベリチックHCだったが、フリーエージェントの世界に飛び込もうとしている42歳のブレイディについては無数の質問に直面している。ブレイディの契約ではフランチャイズタグは使用できないことになっているのだ。

「トムはこのオーガナイゼーションにとって伝説的な人物だ」と言うベリチックHCは次のように続けた。

「私以上にトムに敬意を払っている者はいない。そして、私はこのオーガナイゼーションにいるほかのすべての選手やコーチを同様に尊敬している。ここの一部である全員が、重要な一部分だと思っている。私は自分の決断におけるインプットに、適切な注意、コミュニケーション、詳細、思考を盛り込みたい。しかし、下された決断はすべて、個別の決断ではない。そこにはほかの面々もかかわっているのだ。したがって、何らかの形のコミュニケーション、理解、同意など、言い方はどうであれ、そういったものが必要になる。一方通行の道ではない。それを理解してもらいたい。誰か1人が、他の人たちが何をやるかを決めることはできない。ある一人の選手が契約下にいない。しかし、われわれには契約のない選手がたくさんいる」

タイタンズに20対13で敗れ、2009年以来のワイルドカード敗退を喫したベリチックとペイトリオッツは、いつになく長いオフシーズンに重要な局面を迎えるはずだ。

ブレイディ本人も日曜日の敗戦後に将来についての質問を受けており、報道陣に対して引退の可能性は“かなり低い”とする一方で、未来がどうなるかは分からないともつけ加えている。

シーズンの終わり方は想定外だったものの、ベリチックの記者会見はいつも通り多くを明かさないスタイルを貫いた。

ブレイディの状況について「それが独特であることは分かっている」と言うベリチックHCはこう続けている。

「それと同じような質問を50個取り上げることになるかもしれない。それについての私の状況についてはもう話した。50個の質問すべてをぶつけることは可能だが、同じ答えが50回返ってくるだけだ。私はテネシーのことに取り組んできた。まだ試合から12時間だ。未来の話をするつもりはない。なぜなら、それについて話す準備がないからだ」


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