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レイダースRBジェイコブスが父に家をプレゼント

2020年01月08日(水) 22:59


オークランド・レイダースのジョシュ・ジェイコブス【AP Photo/D. Ross Cameron】

子どもの頃にホームレスを経験し、オクラホマ州タルサで兄弟たちと車上生活をしていたことがあるオークランド・レイダースのランニングバック(RB)、ジョシュ・ジェイコブスがルーキーシーズンの最後に父親のマーティさんへのサプライズを用意した。彼に家をプレゼントしたのだ。

ジェイコブスは現地6日(月)夜に父のための家を購入し、サプライズの様子を収めた画像や動画をソーシャルメディアに投稿している。

「幸せだ。たった今パパのために家を買った」

アラバマ大学出身のルーキーは2019年のドラフトでレイダースから全体24位で指名された。オフェンシブ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補に挙がっているジェイコブスは1年目に262回のタッチで1,316スクリメージヤードを積み上げ、計7回のタッチダウンを決めた。1試合平均88.5ラッシングヤードというのは、テネシー・タイタンズのRBデリック・ヘンリー(102.7ヤード)とクリーブランド・ブラウンズのRBニック・チャッブ(93.4ヤード)に次いでリーグ3位の記録だ。

「彼は眠らなかったのを覚えている」と父についてドラフト前にジェイコブスは『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェフリー・チャディーハに語っていた。「あり得ないことだけど、俺は自分が車で寝ているなんて気づいてもいなかったんだ。普通に眠りに落ちて、普通に起きているとしか思っていなかった。何も考えずにいられたのは自分が安全だと感じていたからだ。父は眠れる場所が見つかるまでぐるぐる運転して、俺は次の日に起きて学校に行った」

4月にマーティさんはチャディーハにこう語っている。「私がジョシュについて何より誇りに思うのは、彼がここまでのプロセスを信頼したことだ。彼は子ども時代、自分の息子には経験させたくないだろうことを多く経験した。この話をすると胸が引き裂かれそうになる。神はあの子たちを私に任せてくれて、彼は私を信じ、そばにいてくれた。だからこそ、私はジョシュが多くのことを乗り越えてポジティブなものを手に入れたのを見てうれしく思うんだ」

ジェイコブスと彼の家族はオクラホマの郊外でのつつましやかな生活から、長い道のりを歩んできた。


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