パンサーズ新HCルール、QBニュートンについて多くを語らず
2020年01月09日(木) 10:47カロライナ・パンサーズの新ヘッドコーチとなったマット・ルールはベイラー大学からやってきた構築者にしてモチベーター、イノベーターだと言われている。そして、いかなるNFLプログラムであれ、チーム構築の第一歩はクオーターバック(QB)だ。
現地8日(水)に行われた就任後のお披露目会見にて、ルールはすべてのパンサーズファンの念頭にある質問を受けた。QBキャム・ニュートンのプランは?
「本当にどの選手についても、マーティー(ハーニー/GM)やテッパー氏(オーナー)と長期的なビジョンを話す機会はなかったと思うので、語るべきではないことを言ったり、知りもしないで話したりするつもりは決してない」というのがルールHCの答えだ。
「私に言えるのは、昨日キャムと話す機会があり、彼と彼のしてきたことに私は最大限の敬意を払っており、率直に言って彼の話し方がとても好ましかったということだ。彼は過去のことを話したがらなかった。彼は未来のことを話したがったのだ。だが、それ以外にはこれから彼らと話し、キャムだけではなくロースターにいるすべての選手の感じをつかんで、ロースター全体を前にすすめていくための良いプロセスを手に入れたい」
ニュートンのパンサーズにおける未来についてはここ数カ月にわたってうわさされてきた。かつてNFLのMVPに輝いたニュートンは足の負傷によって2試合を除く2019年シーズン全体を欠場してきた。この新たなけがの前にも、ニュートンは過去2年にわたって肩の負傷を抱えている。ニュートンが契約最終年に入る今、パンサーズがニュートンと別離するのではないかとの推測が飛び交っていた。
就任したばかりの段階で、ルールはQBポジションについて起こりうる事態について詳しく語ろうとはしなかった。
ルールは後に、QBポジションについてはすぐに掘り下げるつもりだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のティファニー・ブラックモンに話している。
「結局のところ、私には分かっている。QBと共に勝つ必要があるということを私は知っているんだ。キャムは多くの勝利を収めてきたから彼と働くのが楽しみだが、同時にオーナーシップやGMと話し、ロッカールームにいる全員を確立させなければならない。彼も、カイル・アレンも、ウィル・グリアーもね」
ルールが議論を避けた選手はニュートンだけではない。初めてNFLでHCを務めるルールは、スタッフと同流してロースター全体を評価してから2020年のことに取り掛かるとコメントした。
「(ロースターの)非常に深いところについては話せない。いくつかカギとなるピースがあるのは把握している。昨日はいくつかの試合を見ようと思ってね。3試合、4試合、5試合見たな。次のステップはみんなを本格的に知り、テープを見て、スタッフを雇うことだ。自分が何を言うのかきちんと分かっていないまま話すのは嫌だ。だが、そのプロセスは始めており、何人かについては知りつつある」
この会見が何かを示唆するとすれば、ルールは初めてのシーズンに立ちはだかる壁を突破すべく、ロースターにいるすべてのパンサーズプレーヤーのモチベーションを上げていく存在になるのだろう。
「(パンサーズのスローガンである)“打ち続けろ”はただのスローガンではない。生き様なんだ」とルールは強調した。
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