数々の記録を打ち立てた49ersのRBモスタート
2020年01月20日(月) 17:24現地19日(日)に実施されたチャンピオンシップ戦でランニングバック(RB)ラヒーム・モスタート以上にチームの勝利に貢献した人物はいない。
サンフランシスコ・49ersのRBであるモスタートは37対20でチームが勝利を収めたNFCのチャンピオンシップゲームで止めることのできないグラウンドゲームを展開した。モスタートはキャリー29回でキャリアハイの220ヤードとタッチダウン4回を決めている。
「今でも現実じゃないみたいだ。俺が今のこの位置にいることが信じられないし、今日やったようなことをやったと思えない」とモスタートはコメントした。
本人にとっても非現実的な成績を残す中で、モスタートは49ersとNFLの歴史に数々の記録を打ち立てた。
モスタートはNFLの歴史上、プレーオフの1試合で200ヤード以上を走り、4回以上のラッシングタッチダウンを決めた唯一のプレーヤーとなっている。
また、モスタートはプレーオフゲームにおけるラッシングタッチダウンとラッシングヤードのチーム記録もマーク。ラッシングヤードについてはコリン・キャパニック(181ヤード)を追い抜いた。
エリック・ディッカーソンが刻んだプレーオフにおけるラッシングヤード記録(248ヤード)には29ヤード足りなかったものの、カンファレンスタイトルゲームにおけるラッシングヤードでは1964年にサンディエゴ・チャージャーズのフルバック(FB)キース・リンカーンがマークした記録(206ヤード)を破っている。
さらに、モスタートはこの試合の前半で、プレーオフの前後半いずれかだけで150ヤード以上、ラッシングタッチダウン3回以上を記録したNFLの歴史上唯一の選手となった。
モスタートはドラフト外の選手として6チームからカットされながらリーグでふた夏を過ごした後、サンフランシスコにたどり着いた。日曜日の働きは見事なものだった。次にモスタートの出番がやってくるのは2週間後、舞台は彼のホームタウンだ。そこではさらなる活躍が見られるかもしれない。
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