NFLは再びプロボウルで潜在的なルール変更のテストを行う。

リーグのオフィシエイティングオフィスはプロボウルで2つのルール変更を試験的に導入することを明らかにした。

1件目はシステムにかかわるものだ。

フィールドゴール、もしくはエクストラポイントに成功した後、得点したチームにはキックオフしないという選択肢が与えられる。

得点したチーム（チームA）には次のような選択肢がある。

１．チームAがチームBの自陣25ヤードラインでBにボールを渡し、第1ダウン残り10ヤードから新たなシリーズ、もしくはダウンを開始。

２．チームAが自陣25ヤード、第4ダウン残り15ヤードでボールを持つ。チームAがファーストダウン獲得に成功した場合、チームAがポゼッションを維持して新たなシリーズ、もしくはダウンを通常の形で開始する。チームAがファーストダウンを獲得できなかった場合、ターンオーバー、もしくはダウンになり、チームBがボールデッドの地点からボールを持つ。

このルール調整はフットボールで最も危険なプレーの一つに入るキックオフを最小限にしようという試みによるものだ。キックオフを減らす上で最大の難問は、オンサイドキックの選択肢を除外して巻き返しを狙うチームからポゼッションを保つチャンスを奪ってしまうのではないかという点にある。

チームにポゼッション継続のチャンスを与える一方で失敗すれば相手を得点圏内にしてしまうこの方法は、レギュラーシーズンに適用された場合、大きなルール変更になるだろう。

第2のプロボウルでのルール変更は、構えを取るワイドレシーバー（WR）につきもののフォルススタートに関するものだ。

ツーポイントスタンスを取る有資格のレシーバーが片足を動かす、もしくは上げた場合、もう一方の足がグラウンドについていて、スナップの1秒前にふたたびセットする限り、フォルススタートにならない。

オフェンシブプレーヤーの11名全員が少なくとも1秒にわたってセットしなかった場合、また、有資格の選手が両足を上げることでスタンスを崩した場合はフォルススタートになる。

2020年NFLプロボウルはフロリダ州オーランドにて、東部時間1月26日（日）15時【日本時間1月27日（月）5時】にスタートする。

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